管理情報エクスポート
管理情報をエクスポートするには、HULFT Managerから接続先ホストのHULFTに接続してHULFT Manager管理画面でエクスポートする方法と、HULFT Managerのプログラム(管理情報エクスポートコマンド)を使用してエクスポートする方法があります。
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一度に複数またはすべての管理情報をエクスポートできます。なお、複数の管理情報をエクスポートした場合でも、1つのCSVファイルで出力されます。
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システム動作環境設定の情報は、エクスポートできません。
HULFT Manager管理画面でのエクスポート
HULFT Manager管理画面から管理情報をエクスポートするには、管理情報エクスポートダイアログでエクスポートする管理情報とCSVファイルの出力先を指定します。
管理情報エクスポートダイアログは、HULFT Manager管理画面で管理情報の一覧画面を表示しているとき、ツールバーのエクスポートボタンをクリックすると表示されます。
管理情報エクスポートダイアログについて説明します。
<各項目の説明>
- 管理情報種
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エクスポートする管理情報の種類を指定します。
- 全て
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: すべての管理情報
- 配信
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: 配信管理情報
- 集信
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: 集信管理情報
- ジョブ
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: ジョブ起動情報
- 詳細ホスト
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: 詳細ホスト情報
- 転送グループ
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: 転送グループ情報
- フォーマット
-
: フォーマット情報
- マルチフォーマット
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: マルチフォーマット情報
- メール連携
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: メール連携情報
- スケジュール
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: スケジュール情報
- ファイルトリガー
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: ファイルトリガ情報
= 備考 =-
“メール連携”は、接続先ホストがHULFT for Windowsの場合のみ指定できます。
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“スケジュール”は、接続先ホストにHULFT8のServerグレードを導入している場合に指定できます。
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“ファイルトリガー”は、接続先ホストにHULFT8のServerグレードまたはHULFT8のEnterpriseグレードを導入している場合に指定できます。
- 出力先ファイル名
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出力するCSVファイルのファイル名を指定します(省略不可)。
参照ボタンを使用することにより、ダイアログからファイルを選択して指定することもできます。
- 出力モード
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ファイルへ出力する場合の既存ファイルの扱いを指定します。ファイルがない場合は、すべてのモードが新規でファイルを作成します。
- 新規作成
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: 既存ファイルがある場合は、エラーになります。
- 置き換え
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: 既存ファイルがある場合は、ファイルの内容をクリアし、情報を出力します。
初期値は“新規作成”です。
- ID
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出力したい管理情報のIDを指定します(省略可)。
管理情報種に指定した管理情報の種類に応じて、指定する内容が異なります。
- すべて
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: 指定不可
- 配信管理情報
-
: 配信ファイルIDを指定
- 集信管理情報
-
: 集信ファイルIDを指定
- ジョブ起動情報
-
: ジョブIDを指定
- 詳細ホスト情報
-
: ホスト名を指定
- 転送グループ情報
-
: 転送グループIDを指定
- フォーマット情報
-
: フォーマットIDを指定
- マルチフォーマット情報
-
: マルチフォーマットIDを指定
- メール連携情報
-
: メール連携IDを指定
- スケジュール情報
-
: スケジュールIDを指定
- ファイルトリガ情報
-
: トリガーIDを指定
省略した場合、指定した管理情報のすべてのIDの情報が出力されます。
- [エクスポート]ボタン
-
指定条件で管理情報のエクスポートを行います。
- [キャンセル]ボタン
-
エクスポートをキャンセルします。
プログラムを使用した管理情報のエクスポート
manexport -c connectID -f filename [-r] [-i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|mail|sch|trg} [-id id]] [-caseinsensitive]
パラメーター説明
- -c connectID
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要求を発行するホストの接続IDを指定(省略不可)
接続IDについては、「初期設定について」を参照してください。
- -f filename
-
出力するファイル名を指定(省略不可)
- -r
-
出力ファイルを上書きする場合に指定(省略可)
省略すると、出力ファイルがすでに存在している場合、エラーとなります。
- -i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|mail|sch|trg}
-
出力する管理情報の種類を指定(省略可)
省略した場合、すべての管理情報を全件出力します。
- snd
-
: 配信管理情報
- rcv
-
: 集信管理情報
- job
-
: ジョブ起動情報
- hst
-
: 詳細ホスト情報
- tgrp
-
: 転送グループ情報
- fmt
-
: フォーマット情報
- mfmt
-
: マルチフォーマット情報
-
: メール連携情報
- sch
-
: スケジュール情報
- trg
-
: ファイルトリガ情報
- -id id
-
出力対象のIDを指定(省略可)
「-i」の指定を省略した場合は指定できません。
= 備考 =「-id」の引数にはワイルドカード(*)を指定することができます。*を指定することで、前方一致、後方一致の文字列のIDを検索して指定できます。
- -caseinsensitive
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「-id」で指定したIDについて大文字小文字を区別せずに検索する場合に指定(省略可)
補足
「-i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|mail|sch|trg} -id id」を繰り返すことにより、複数の管理情報のIDを指定してエクスポートできます。
使用例
- 【例1】
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“hp2”という接続IDで登録された管理ホストに接続し、すべての管理情報全件を既存のファイル“FILE01”に上書きしてエクスポートする
> manexport -c hp2 -f FILE01 -r
- 【例2】
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“hp2”という接続IDで登録された管理ホストに接続し、Xで始まるファイルIDの配信管理情報をファイル“FILE02”に新規にエクスポートする
> manexport -c hp2 -f FILE02 -i snd -id X*
- 【例3】
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“hp2”という接続IDで登録された管理ホストに接続し、Fで始まるフォーマットIDのフォーマット情報と、3で終わるマルチフォーマットIDのマルチフォーマット情報をファイル“FILE03”に新規にエクスポートする
> manexport -c hp2 -f FILE03 -i fmt -id F* -i mfmt -id *3