マルチフォーマット情報の項目一覧

配信するファイルが複数の異なるレコードフォーマットを持っている場合、マルチフォーマットを登録します。

キーとフォーマットIDを最大20個まで、およびデフォルトフォーマットIDを登録できます。登録方法は、「マルチフォーマット情報を操作する」を参照してください。

項目一覧

表4.33 マルチフォーマット情報項目一覧

項目名

省略時の値

設定値

省略

備考

マルチフォーマットID

 

英数字および“_”

×

50バイト以内

コメント

 

英数字、半角カナ

60バイト以内

デフォルトフォーマットID

 

英数字

50バイト以内

キー開始位置

 

1~19997

×

 

キー長

 

1~20

×

 

キー値

 

英数字

×

20バイト以内

フォーマットID

 

英数字および“_”

×

50バイト以内

:

省略可

×

:

省略不可

各項目の説明

マルチフォーマット情報に設定する各項目について説明します。

マルチフォーマットID

登録したマルチフォーマットを認識するためのID

このマルチフォーマットIDと配信管理情報のM/フォーマットIDが関連づけされます。

コメント

マルチフォーマットに対するコメント

デフォルトフォーマットID

配信ファイルの各レコードのキーと一致しなかった場合の初期値のフォーマットID

このデフォルトフォーマットIDを指定すると、配信ファイルの各レコードに設定されたキーと「キー値」で指定したキーが一致しなかったときに、このデフォルトフォーマットIDのフォーマットが使用されます。この指定を省略し、かつキーが一致しなかった場合は、変換エラーとなります。

キー開始位置

レコード単位に設定するキーの開始位置

キー開始位置とキー長を足した値が19998を超える値は設定できません。

キー開始位置をフォーマット情報の長さよりも大きくすると、キー値が正しく適用されません。

キー長

レコード単位に設定するキーの長さ

キー値

レコード単位に設定するキー

キー長と同じ長さの英数字で指定します。

キー値を設定する領域の項目タイプは、以下のいずれかの値を指定してください。

X

: キャラクタ

M

: 可変長文字

フォーマットID

キーが一致した場合に使用するフォーマットID

フォーマット情報に登録されているフォーマットIDを指定します。キー値と同じ個数のフォーマットIDの登録が必要です。キー値からフォーマットIDを識別し、データに適用されます。

設定時の注意点

キー値が正しく適用されない場合

キー開始位置で指定している位置よりも前に、以下の項目タイプがあると、データの特性によりデータの位置がずれるため、キー値が正しく適用されません。

  • P(サイン付内部10進数)

  • S(サイン付外部10進数)

フォーマットの適用位置について

キー値と一致したフォーマット情報を適用する場合、レコードの1バイト目から適用されます。