ジョブ起動情報の項目一覧
配信前、配信後、または集信後にジョブ起動を行う場合に起動するジョブのJCLが登録されている場所を指定します。登録方法は、「ジョブ起動情報を操作する」を参照してください。
項目一覧
項目名 |
省略時の値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
---|---|---|---|---|
|
英数字および“_” |
× |
50バイト以内 |
|
|
英数字、半角カナ |
○ |
60バイト以内 |
|
|
英数字 |
× |
44バイト以内(*1) |
|
0(*2) |
0~4095(*3) |
○ |
|
|
|
英数字 |
× |
8バイト以内 |
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
HULFT for XSPに接続する場合、26バイト以内で指定します。 |
*2 |
: |
HULFT for XSPに接続する場合、“10”になります。 |
*3 |
: |
HULFT for XSPに接続する場合、“10”~“99”になります。 |
各項目の説明
ジョブ起動情報で設定する各項目について説明します。
- ジョブID
-
起動するジョブを認識するID
このジョブIDと配信管理情報および集信管理情報のジョブIDが関連づけされます。
- コメント
-
起動ジョブに対するコメント
- JCLライブラリ
-
起動ジョブが格納されているJCLライブラリー名
MainframeのJCLライブラリーの命名規約に従って指定します。
- ジョブRC判定
-
起動するジョブのリターンコードを正常とみなす最大値
起動ジョブで指定したジョブを実行したときのリターンコードがジョブRC判定で指定した値以下の場合、正常終了とみなされます。
- 起動ジョブ
-
起動するジョブのメンバー名
設定時の注意点
JCLライブラリ
指定できるJCLライブラリーの編成は以下のとおりです。
-
区分データ・セット(PDS)
-
拡張区分データ・セット(PDSE)
また、設定するJCLライブラリーはカタログされている必要があります。
JCLライブラリは「'」(シングルクォーテーション)で囲まないでください。
メンバー名
ジョブ起動情報に指定できるメンバー名の数は90メンバーです。
メンバー名は「'」(シングルクォーテーション)で囲まないでください。
複数ジョブの指定
ジョブ起動情報に複数のメンバー名を指定した場合は、順番にジョブが起動されます。 並列には起動されません。
ジョブのリターンコードがジョブRC判定に指定した値よりも大きい場合、それ以降のジョブは起動されません。
配信前ジョブのエラー
配信前ジョブのリターンコードがジョブRC判定に指定した値よりも大きい場合、配信要求はエラーとなり終了します。
メッセージの置換
以下の項目に「&MSG0」~「&MSG5」または「&MSGL0」~「&MSGL1」を指定すると、配信要求時に指定したメッセージや送信されたメッセージに置換されます。
-
JCLライブラリ
-
起動ジョブ
JCLライブラリおよび起動ジョブにメッセージを指定するとき、複数のメッセージを続けて記述したり、固定値と組み合わせて使用することはできません。
(誤)&MSG0.JCL
(正)&MSG0
転送相手のホストの言語設定によっては、メッセージの置換が正しく行われず、転送に失敗する場合があります。
メッセージ送信の注意点については、接続先ホストの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。