ジョブ起動情報の項目一覧

配信前、配信後、または集信後にジョブ起動を行う場合に起動するジョブのJCLが登録されている場所を指定します。登録方法は、「ジョブ起動情報を操作する」を参照してください。

項目一覧

表4.28 ジョブ起動情報項目一覧

項目名

省略時の値

設定値

省略

備考

ジョブID

 

英数字および“_”

×

50バイト以内

コメント

 

英数字、半角カナ

60バイト以内

JCLライブラリ

 

英数字

×

44バイト以内(*1)

ジョブRC判定

0(*2)

0~4095(*3)

 

起動ジョブ

 

英数字

×

8バイト以内

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

HULFT for XSPに接続する場合、26バイト以内で指定します。

*2

:

HULFT for XSPに接続する場合、“10”になります。

*3

:

HULFT for XSPに接続する場合、“10”~“99”になります。

各項目の説明

ジョブ起動情報で設定する各項目について説明します。

ジョブID

起動するジョブを認識するID

このジョブIDと配信管理情報および集信管理情報のジョブIDが関連づけされます。

コメント

起動ジョブに対するコメント

JCLライブラリ

起動ジョブが格納されているJCLライブラリー名

MainframeのJCLライブラリーの命名規約に従って指定します。

ジョブRC判定

起動するジョブのリターンコードを正常とみなす最大値

起動ジョブで指定したジョブを実行したときのリターンコードがジョブRC判定で指定した値以下の場合、正常終了とみなされます。

起動ジョブ

起動するジョブのメンバー名

設定時の注意点

JCLライブラリ

指定できるJCLライブラリーの編成は以下のとおりです。

  • 区分データ・セット(PDS)

  • 拡張区分データ・セット(PDSE)

また、設定するJCLライブラリーはカタログされている必要があります。

JCLライブラリは「'」(シングルクォーテーション)で囲まないでください。

メンバー名

ジョブ起動情報に指定できるメンバー名の数は90メンバーです。

メンバー名は「'」(シングルクォーテーション)で囲まないでください。

複数ジョブの指定

ジョブ起動情報に複数のメンバー名を指定した場合は、順番にジョブが起動されます。 並列には起動されません。

ジョブのリターンコードがジョブRC判定に指定した値よりも大きい場合、それ以降のジョブは起動されません。

配信前ジョブのエラー

配信前ジョブのリターンコードがジョブRC判定に指定した値よりも大きい場合、配信要求はエラーとなり終了します。

メッセージの置換

以下の項目に「&MSG0」~「&MSG5」または「&MSGL0」~「&MSGL1」を指定すると、配信要求時に指定したメッセージや送信されたメッセージに置換されます。

  • JCLライブラリ

  • 起動ジョブ

= 備考 =

JCLライブラリおよび起動ジョブにメッセージを指定するとき、複数のメッセージを続けて記述したり、固定値と組み合わせて使用することはできません。

(誤)&MSG0.JCL

(正)&MSG0

転送相手のホストの言語設定によっては、メッセージの置換が正しく行われず、転送に失敗する場合があります。

メッセージ送信の注意点については、接続先ホストの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。