マルチフォーマット情報の項目一覧

配信するファイルが複数の異なるレコードフォーマットを持っている場合、マルチフォーマットを登録します。

最大20個までのキーと、フォーマットIDおよびデフォルトフォーマットIDを登録することができます。登録方法は、「マルチフォーマット情報を操作する」を参照してください。

項目一覧

表4.82 マルチフォーマット情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

マルチフォーマットID

 

英数字および“_”

×

先頭英字の50バイト以内

コメント

 

文字

60バイト以内(*1)

デフォルトフォーマットID

 

英数字

先頭英字の50バイト以内

キー開始位置

1~19997

×

 

キー長

 

1~20

×

 

キー値

 

英数字

×

20バイト以内

フォーマットID

 

英数字および“_”

×

先頭英字の50バイト以内

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

HULFT Manager管理画面では、60文字まで入力できます。接続先ホストがHULFT Ver.8.1以降の場合、入力した文字のサイズは、接続先ホストのHULFTで設定されているコードセットに従ってチェックされます。チェックされたサイズが備考に記載されたサイズであれば、入力した文字はHULFTに保存されます。

各項目の説明

マルチフォーマット情報に設定する各項目について説明します。

マルチフォーマットID

登録したマルチフォーマット情報を認識するためのID

このマルチフォーマットIDと配信管理情報の「M/フォーマットID」が関連づけされます。

コメント

マルチフォーマットに対するコメント

デフォルトフォーマットID

データ内のキーと一致しなかった場合の初期値のフォーマットID

デフォルトフォーマットIDを指定しておくと、データ内のキーがマルチフォーマットの登録されたキーと一致しないとき、デフォルトフォーマットIDのフォーマットが使用されます。省略すると、キーと一致しなかった場合、変換エラーとなります。

キー開始位置

レコード単位に設定するキーの開始位置

キー開始位置とキー長を足した値が19998を超える値は設定できません。

キー開始位置をフォーマット情報の長さよりも大きくすると、キー値が正しく適用されません。

キー長

レコード単位に設定するキーの長さ

キー値

レコード単位に設定するキー

キーはキー長と同じ長さの英数字で指定します。

キー値を設定する領域の項目タイプは、以下のいずれかの値を指定してください。

X

: キャラクター

M

: 可変長文字

フォーマットID

キーが一致した場合に使用するフォーマットID

フォーマット情報に登録されているフォーマットIDを指定します。キー値と同じ個数のフォーマットIDの登録が必要です。キー値からフォーマットIDを識別し、データに適用されます。

設定時の注意点

キー値が正しく適用されない場合

「キー開始位置」よりも前にフォーマット情報の以下の項目が設定されていると、キー開始位置がずれるため、正しいキー値が適用されない場合があります。

  • P(サイン付内部10進数)

  • S(サイン付外部10進数)

フォーマットの適用位置について

「キー値」と一致したフォーマット情報を適用する場合、「キー開始位置」に関係なくフォーマット情報の開始位置はレコードの1バイト目から適用されます。

キー値の扱い

フォーマット管理情報に登録するフォーマット情報には、「キー値」を含んだフォーマットを登録してください。

レコード長

指定したフォーマット情報(デフォルトフォーマットIDを含む)のフォーマット長がそれぞれ異なる長さの場合、配信ファイルのレコード長は最大フォーマット長以上でなければなりません。

コメント

コメントに登録した2バイト文字は、HULFT Manager管理画面では表示できても、HULFT10 for IBMiのHULFT管理画面で欠落する場合があります。