集配信
- 暗号化方式(ciphertype)
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HULFTが使用する暗号化の方式を指定します。
- HULFT暗号化
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: HULFT暗号化方式を使用
- その他の暗号化
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: 暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用
暗号出口ルーチンについては、「Windows アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
注意HULFT 暗号オプションを導入していない状態で、暗号化方式(ciphertype)に“その他の暗号化(1)”を設定しないでください。設定した場合、HULFTサービスを再起動後に配信プロセスおよび集信プロセスが起動できなくなります。
- 受信可能通知(rcvcmd)
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受信可能通知機能の使用を指定します。
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しない
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する
受信可能通知機能については「Windows アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
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- 配信単位選択(sndpsend)
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HULFTが配信処理を完了するタイミングを設定します。設定した値によって配信多重度を更新するタイミングが変わります。
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後続ジョブ完了後
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後続ジョブ起動前
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- 転送グループチェック(tgrpchk)
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集信時の転送グループのチェック処理を指定します。
配信側のホスト名と集信管理情報の転送グループID(GRPID)に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。
しない :
チェックを行いません。
転送グループが登録されてる時だけチェックする :
集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行いません。
必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする :
集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとします。
- 配信ファイルロックリトライ回数(lockcnt)
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配信ファイルが他の処理、または他のアプリケーションで使用中の場合に、再オープンを試みる回数を指定します。
“0”を指定した場合は、リトライを行いません。
- 配信ファイルロックリトライ間隔(locktime)
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配信ファイルのオープンに失敗したときに、再度オープンを試みるまでの待ち時間を秒単位で指定します。
- 集信ファイルロックリトライ回数(rretrycnt)
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集信ファイルが他の処理、または他のアプリケーションで使用中の場合に、再オープンを試みる回数を指定します。
“0”を指定した場合は、リトライを行いません。
注意集信ファイルがHULFT以外の処理で使用中の場合のみ、集信ファイルロックリトライ回数および集信ファイルロックリトライ間隔の設定が有効になります。集信ファイルがHULFTの処理で使用中の場合は集信ファイルロックリトライ回数および集信ファイルロックリトライ間隔の設定にかかわらず、集信ファイルロック待機の設定に従います。集信ファイルロックリトライ間隔および集信ファイルロック待機の項目も参照してください。
- 集信ファイルロックリトライ間隔(rretrytime)
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集信ファイルのオープンに失敗したときに、再度オープンを試みるまでの待ち時間を秒単位で指定します。
注意集信ファイルがHULFT以外の処理で使用中の場合のみ、集信ファイルロックリトライ回数および集信ファイルロックリトライ間隔の設定が有効になります。集信ファイルがHULFTの処理で使用中の場合は集信ファイルロックリトライ回数および集信ファイルロックリトライ間隔の設定にかかわらず、集信ファイルロック待機の設定に従います。集信ファイルロックリトライ回数および集信ファイルロック待機の項目も参照してください。
- 配信要求リトライ回数(sretrycnt)
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配信要求コマンド(utlsend.exe)で、配信プロセスへの接続に失敗したときに、再度要求を発行する回数を指定します。
“0”を指定した場合は、再要求を行いません。
- 配信要求リトライ間隔(sretrytime)
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配信要求コマンド(utlsend.exe)で、配信プロセスへの接続に失敗したときに、再度要求を発行するまでの間隔を秒単位で指定します。
- 動的パラメータ指定(dynparam)
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配信要求コマンド(utlsend.exe)で、ファイル名、転送グループ名、およびホスト名の動的変更の可否を指定します。
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動的変更不可能
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動的変更可能
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- メッセージ動的パラメータ指定(msgdynparam)
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メッセージを受信した場合の扱いを指定します。
管理情報内のメッセージおよび環境変数「$MSGn」および「$MSGLn」を送信側で指定したメッセージ内容に置換するかどうかを設定します。
置換しない :
すべての管理情報のメッセージ置き換えを行いません。
配信/集信管理情報のみ置換する :
配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行い、ジョブ起動情報内の置き換えは行いません。
ジョブ起動/メール連携情報のみ置換する :
配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行わず、ジョブ起動情報内の置き換えは行います。
すべて置換する :
すべての管理情報のメッセージ置き換えを行います。
- 集信多重度オーバーリトライ(rcvover_rty)
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集信へソケット接続して、集信多重度オーバーでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかを指定します。
- リトライせずエラー
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: リトライせず、エラーとなる
- リトライする
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: 接続リトライを行う
再接続のリトライ回数と待ち時間は、コネクションリトライ回数(retrycnt)とコネクションリトライ間隔(retrytime)を使用します。
- 配信転送後異常時の処置(enderrmode)
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配信ファイルのクリア、または配信ファイルの削除が異常終了した場合の配信結果の扱いを指定します。
以下の場合にこの項目での設定内容が適用されます。
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配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“クリア(C)”を指定し、クリアが異常終了した場合
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配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“削除(D)”を指定し、削除が異常終了した場合
- 異常扱い
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: 異常終了とし、異常時ジョブを実行
- 正常扱い
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: 正常終了とし、正常時ジョブを実行
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- 再配信待ちキューの削除条件(resenddel)
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再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、および転送が異常終了したときに、再配信待ちキューから再配信待ちレコードが削除される条件を指定します。
- モード1
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: ファイルIDおよびホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除
- モード2
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: ファイルID、ホスト名、およびファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除
- 集信ファイル最大サイズ(rcvmaxfilesize)
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集信処理で集信できるファイルの最大サイズをバイトで指定します。
現在、2の31乗バイトを超えるファイルの転送をサポートしていない機種があります。そのような機種とファイル転送を行う場合には、その機種がサポートする最大サイズを指定します。
注意コード変換によって集信ファイルのサイズが配信ファイルより大きくなる場合があります。
このとき、ここで指定した集信ファイル最大サイズを超えても集信が正常終了する可能性があります。
コード変換によってサイズが大きくなる条件については、「コード変換 マニュアル」を参照してください。
- 未配信ファイルのクリア(delreqcpfile)
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配信プロセス起動時に、配信制御ファイル(sddreqcp.dat)および強制終了配信制御ファイル(sddfrccp.dat)を削除するかどうかを指定します。
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削除しない
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削除する
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- 再配信待ちファイルのクリア(delresendfile)
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配信プロセス起動時に再配信待ちファイル(sddreqls.dat)を削除するかどうかを指定します。
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削除しない
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削除する
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- 集信ファイルロック待機(rcvfilelockwait)
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集信ファイルの排他制御の処理を指定します。
- エラー
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: 集信ファイルがロックされている場合エラー
- 待機
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: ロックが解除されるまで待つ
注意集信ファイルがHULFTの処理でロックされている場合は、集信ファイルロック待機の設定に従います。その場合、集信ファイルロックリトライ回数と集信ファイルロックリトライ間隔の設定は無視されます。
集信ファイルがHULFT以外の処理でロックされている場合は、集信ファイルロック待機の設定は無視され、集信ファイルロックリトライ回数と集信ファイルロックリトライ間隔の設定が有効になります。 - 圧縮方式の選択(comp_selection)
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集信側が配信側で指定した圧縮方式に対応していない場合に、どの圧縮方式を使用するかを指定します。
- 共通圧縮方式(C)
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: 配信側と集信側で共通して使用できる圧縮方式のうち、最も圧縮効率が高い圧縮方式を使用
圧縮効率の順位は以下のとおりです。
Zstandard圧縮>DEFLATE圧縮>圧縮なし
例)配信側の圧縮方式がZstandard圧縮で、集信側で指定できる最も高い圧縮率がDEFLATE圧縮であった場合、DEFLATE圧縮で転送されます。
- 圧縮なし(N)
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: 集信側の圧縮方式が配信側で指定した圧縮方式に対応していない場合は圧縮なし
- 自ホスト名(myhostname)
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通常は、OSに設定されているホスト名を自ホスト名として使用しますが、相手ホストでの管理上の問題などで、ホスト名として別の名称を使用したい場合に指定します。