集配信
- 暗号化方式(ciphertype)
-
暗号化する場合の方式を指定します。
- HULFT暗号化
-
: HULFT暗号化方式を使用
- その他の暗号化
-
: 暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用
暗号出口ルーチンについては、「Linux/AIX アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
- 集信オープンモード(rcvfilewait)
-
集信ファイルの排他制御の処理を指定します。
- モード0
-
: 集信ファイルがロックされている場合エラー
- モード1
-
: ロックが解除されるまで待つ
- 集信多重度オーバーリトライ(rcvover_rty)
-
自ホストから相手ホストの集信プロセスへソケット接続時、相手側の集信多重度オーバーでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかを指定します。
- リトライせずエラー
-
: リトライせず、エラーとなる
- リトライする
-
: 接続リトライを行う
再接続のリトライ回数と待ち時間は、ソケット接続リトライ回数(retrycnt)とソケット接続リトライ待ち時間(retrytime)を使用します。
- 転送グループチェック(tgrpchk)
-
集信時の転送グループのチェック処理を指定します。
配信側のホスト名と集信管理情報の転送グループID(GRPID)に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。
しない :
チェックを行いません。
転送グループが登録されてる時だけチェックする :
集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行いません。
必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする :
集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとします。
- 動的パラメータ指定(dynparam)
-
配信要求コマンド(utlsend)で、ファイル名、転送グループ名、ホスト名の動的変更の可否を指定します。
-
動的変更不可能
-
動的変更可能
-
- メッセージ動的パラメータ指定(msgdynparam)
-
メッセージを受信した場合の扱いを指定します。
置換しない :
すべての管理情報のメッセージ置き換えを行いません。
配信/集信管理情報のみ置換する :
配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行い、ジョブ起動情報内の置き換えは行いません。
ジョブ起動/メール連携情報のみ置換する :
配信管理情報および集信管理情報内の置き換えは行わず、ジョブ起動情報内の置き換えは行います。
すべて置換する :
すべての管理情報のメッセージ置き換えを行います。
- 配信転送後異常時の処置(enderrmode)
-
配信ファイルのクリア、または配信ファイルの削除が異常終了した場合の配信結果の扱いを指定します。
以下の場合にこの項目での設定内容が適用されます。
-
配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“クリア(C)”を指定し、クリアが異常終了した場合
-
配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“削除(D)”を指定し、削除が異常終了した場合
- 異常扱い
-
: 異常終了とし、異常時ジョブを実行
- 正常扱い
-
: 正常終了とし、正常時ジョブを実行
-
- 再配信待ちキューの削除条件(resenddel)
-
再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、および転送が異常終了したときに、再配信待ちキューから再配信待ちレコードが削除される条件を指定します。
- モード1
-
: ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除
- モード2
-
: ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除
- 集信ファイル最大サイズ(rcvmaxfilesize)
-
集信処理で集信できるファイルの最大サイズを指定します。
お使いのUNIXシステムが2GB以上のファイルシステムをサポートしていない場合は、“2147483647”を指定してください。
省略可能です。
注意-
配信側ホストのバージョンがHULFT5未満の場合、またはMainframeからダイレクト転送した場合は、設定は無効になります。
-
コード変換によって集信ファイルのサイズが配信ファイルより大きくなる場合があります。
このとき、ここで指定した集信ファイル最大サイズを超えても集信が正常終了する可能性があります。
コード変換によってサイズが大きくなる条件については、「コード変換 マニュアル」を参照してください。
-
- 自ホスト名(myhostname)
-
通常はお使いのUNIX/Linuxシステムのノード名(ホスト名)を使用しますが、相手ホスト側での管理上の問題などで、ホスト名として別の名称を使用したい場合に指定します。
初期値は設定されていません。省略した場合はノード名(ホスト名)が設定されます。
- 圧縮方式の選択(comp_selection)
-
集信側が配信側で指定した圧縮方式に対応していない場合に、どの圧縮方式を使用するかを指定します。
- 共通圧縮方式(C)
-
: 配信側と集信側で共通して使用できる圧縮方式のうち、最も圧縮効率が高い圧縮方式を使用
圧縮効率の順位は以下のとおりです。
Zstandard圧縮>DEFLATE圧縮>圧縮なし
例)配信側の圧縮方式がZstandard圧縮で、集信側で指定できる最も高い圧縮率がDEFLATE圧縮であった場合、DEFLATE圧縮で転送されます。
- 圧縮なし(N)
-
: 集信側の圧縮方式が配信側で指定した圧縮方式に対応していない場合は圧縮なし