HULFT-30049

配信側変換での配信で転送データのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換される場合がある

現象

配信側変換での配信で転送データのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換される場合があります。

障害レベル

A: 致命的

対象バージョン

Ver.10.2.0

修正バージョン

Ver.10.2.0A

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • システム動作環境設定の転送コードセット(cs4trnsfr)に“8(UTF-8)”を指定

  • 配信管理情報のコード変換(KJCHNGE)に“S( 配信側ホストで変換)”を指定

  • 配信管理情報のEBCDICセット(CODESET)に以下のいずれかを指定

    0

    : 自動 (*1)

    E

    : IBM英小文字

    F

    : IBM英小文字拡張

    H

    : IBMカナ文字拡張

    *1

    :

    EBCDICセットが自動の場合、詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)が“I:IBM漢字”の際、EBCDICセットが“F:IBM英小文字拡張”として変換されるため、事象が発生します。

  • 詳細ホスト情報に登録した集信側ホストの転送コードセット(KCODETYPE)に以下のいずれかを指定

    J

    : JEF

    I

    : IBM漢字

  • 配信ファイルのデータにバックスラッシュの半角文字が含まれる

代替方法

ありません。

修正後

バックスラッシュの半角文字が、正しくバックスラッシュの半角文字に変換されます。