HULFT-27955

操作ログ手動切り替えコマンド(utloplchg)を実行すると、処理に失敗しても終了ステータスが“0”となる

現象

操作ログに対してアクセス権限が存在しない状態で、操作ログ手動切り替えコマンド(utloplchg)を実行すると、処理に失敗しても終了ステータスが“0”となります。

障害レベル

C: 中度

対象バージョン

Ver.8.4.0~Ver.10.2.0A

修正バージョン

Ver.10.2.1

発生条件

以下の【条件1】または【条件2】のいずれかを満たすと発生します。

【条件1】

  • 以下の条件をすべて満たす

    • 操作ログのコマンド実行ログ切り替え世代管理ファイル(huloplcmd.info)に対して、以下のいずれかの権限が存在しない

      • 読み込み権限

      • 書き込み権限

    • 操作ログ手動切り替えコマンド(utloplchg)で、以下のいずれかのパラメーターを指定してコマンドを実行

      • -cl(コマンド実行ログのみ切り替え)

      • -a(ファイルアクセスログとコマンド実行ログの両方を切り替え)

【条件2】

  • 以下の条件をすべて満たす

    • 操作ログのファイルアクセスログ切り替え世代管理ファイル(huloplfile.info)に対して、以下のいずれかの権限が存在しない

      • 読み込み権限

      • 書き込み権限

    • 操作ログ手動切り替えコマンド(utloplchg)で、以下のいずれかのパラメーターを指定してコマンドを実行

      • -fl(ファイルアクセスログのみ切り替え)

      • -a(ファイルアクセスログとコマンド実行ログの両方を切り替え)

代替方法

ありません。

修正後

上記条件を満たした場合、操作ログ手動切り替えコマンド(utloplchg)の終了ステータスが正しい値となります。