HULFT-27828

配信側変換での配信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合がある

現象

配信側変換での配信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合があります。

障害レベル

A: 致命的

対象バージョン

Ver.7.0.0~Ver.8.5.2

修正バージョン

Ver.10.2.0

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • システム動作環境設定の転送コードセット(cs4trnsfr)に“S(SJIS)”または“E(EUC-JP)”を指定

    Ver.8.1.0未満の場合、漢字コード種(knjcode)が該当項目となります。

  • 配信管理情報のコード変換(KJCHNGE)に“S( 配信側ホストで変換)”を指定

  • 配信管理情報のEBCDICセット(CODESET)に以下のいずれかを指定

    0

    : 自動 (*1)

    E

    : IBM英小文字 (*2)

    F

    : IBM英小文字拡張 (*3)

    H

    : IBMカナ文字拡張 (*3)

    *1

    :

    Ver.8.1.0以降で選択可能です。

    EBCDICセットが自動の場合、詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)が“I:IBM漢字”の際、EBCDICセットが“F:IBM英小文字拡張”として変換されるため、事象が発生します。

    *2

    :

    Ver.7.0.0以降で発生します。

    *3

    :

    Ver.8.1.0以降で発生します。

  • 詳細ホスト情報に登録した集信側ホストの転送コードセット(KCODETYPE)に以下のいずれかを指定

    J

    : JEF

    I

    : IBM漢字

    K

    : KEIS

    N

    : NEC

  • 配信ファイルのデータに円マークの半角文字が含まれる

代替方法

ありません。

修正後

円マークの半角文字が、正しく円マークの半角文字に変換されます。

ただし、Ver.10.2.0より詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)KEISおよびNEC漢字の指定ができなくなりました。

このため、KEISまたはNEC漢字の変換に関しては修正されていません。