HULFT-27114

配信時にPROXYサーバーによって予期しないタイミングで通信が切断されるとファイル転送のステータスが「接続中」のままCPU使用率が高い状態で残り続ける場合がある

現象

配信時にPROXYサーバーによって予期しないタイミングで通信が切断されるとファイル転送のステータスが「接続中」のままとなります。

また、CPU使用率が高い状態で、配信子プロセス(hulsnd)が残り続けてしまいます。

障害レベル

A: 致命的

対象バージョン

Ver.5.0.0~Ver.8.5.2

修正バージョン

Ver.10.2.0

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • 配信側ホスト、集信側ホストのいずれかがHULFT Ver.8.0.0未満、または転送先の詳細ホスト情報の「HULFT7通信モード(HUL7MODE)」が“Y(有効)”に設定されている

  • 転送先の詳細ホスト情報に「PROXYサーバ名(MYPROXYNAME)」が設定されている

  • PROXYサーバーとの接続が確立した後、PROXYサーバーが何も応答を返さずにFINで通信が切断される

代替方法

配信側ホストまたは集信側ホストのバージョンによって代替方法が変わります。

  • 配信側ホストがHULFT Ver.8.0.0未満の場合

    ありません。

  • 配信側ホストがHULFT Ver.8.0.0以上、集信側ホストがHULFT Ver.8.0.0未満の場合

    ありません。

  • 配信側ホストがHULFT Ver.8.0.0以上、集信側ホストがHULFT Ver.8.0.0以上の場合

    「HULFT7通信モード(HUL7MODE)」を“N(無効)”に設定してください。

修正後

上記条件を満たした場合、ファイルの転送がエラーとなります。

また、配信子プロセス(hulsnd)は残りません。