環境設定の確認

バージョンアップの作業が正常に完了したことを確認します。

製品確認コマンド(utlhulversion)による確認

製品確認コマンドによりバージョンが更新されたことを確認します。

HULFT管理画面による確認

HULFT管理画面を起動し、画面左上に表示されているバージョンが更新されたことを確認します。

                                                                                
   HULFT10 for                 <<処理選択メニュー>>          ESC :終了
      Linux-Enterprise                                       TAB :項目移動
   Ver.10.XX.XX
                               1.配信状況照会      

                               2.集信状況照会

                               3.要求状態確認

                               4.転送状況一覧

                               5.再配信待ち状況一覧

                               6.システム管理

                               区分        ===>  F   F:ファイルID別
                                                     H:ホスト名別
   ファイルIDまたはホスト名                        ※省略時は、ファイルID別




                                                                                

画面10.2 処理選択メニュー画面

また、システム動作環境設定や、各種管理情報が正しく引き継がれていることを確認します。HULFT管理画面の利用方法は、「HULFTのシステム動作環境設定」を参照してください。

注意
  • 以下の項目について、HULFT10では初期値“0”を推奨していますが、バージョンアップ時には移行前の設定値を引き継ぎます。

    • システム動作環境設定のソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)

    • システム動作環境設定のソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)

    • 配信管理情報の転送ブロック長(BLOCKLEN)

    • 配信管理情報の転送ブロック数(BLOCKCNT)

    必要に応じて、バージョンアップ後に設定値を変更してください。

  • HULFT Ver.8.4.0未満のシステム動作環境設定の要求受付ホストチェック(obshstchk)の値は、Ver.8.4.0以降では以下の複数の項目に分かれて引き継がれます。

    • 未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(allowsndreq)

    • 未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(allowpostrjobrslt)

    • 未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可(allowjobrsltntfy)

    • 未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(allowrmtjobexe)

    バージョンアップを行った場合、各項目の設定値を確認して必要に応じて値を変更してください。システム動作環境設定の各項目の詳細は、以下を参照してください。

    HULFT10 for Linux/AIX アドミニストレーション マニュアル : 各項目の説明

  • 高強度暗号強制モードの設定方法は、「高強度暗号強制モードを使用する場合の作業」を参照してください。