ファイルトリガー機能
監視対象のファイル、監視の種類、および起動するジョブの情報は、ファイルトリガ情報画面または管理情報バッチ登録コマンドから登録します。ファイルトリガ情報画面または管理情報バッチ登録コマンドで指定した条件は、要求受付デーモンの起動時に、ファイルトリガー情報ファイルから読み込まれます。この読み込みによって、対象となるファイルの状態を取得し、監視対象が確定されます。確定した監視対象ファイルの情報はファイルトリガー制御ファイルに格納し、要求受付デーモンが終了するまで更新しながら利用します。ファイルトリガー情報は、トリガーIDによって識別されます。
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ファイルトリガー機能はHULFT10のEnterpriseグレードを導入している場合に使用できる機能です。
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ジョブが異常終了した場合でも、ファイル監視は継続されます。
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HULFT10のEnterpriseグレードは、実行するIDの数と起動するジョブの数だけプロセスを生成することで、ファイルトリガー機能を実現しています。ただし、生成できるプロセスの数は環境によって制限があります。そのため、システムによっては多数のファイルを監視しようとすると、監視に失敗する可能性があります。
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ファイルトリガ制御ファイルの数は、登録されているファイルトリガー情報のうち、実行有無が“Y(実行する)”になっているものと同数になります。そのため、実行するファイルトリガー情報の数に比例してディスクの使用量が増加します。
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ファイルトリガ制御ファイルのサイズは、監視対象となるファイルの数に比例して増加します。