集信完了通知、正常時ジョブ待ち時間

集信管理情報内にある集信完了通知を“正常時ジョブ完了”と設定した場合、集信後の正常時ジョブに指定されているユーザージョブが終了するまで転送を終了しません。

図4.4 正常時ジョブ待ち時間

1) ファイルの転送が正常終了した後、集信システムは正常時ジョブとして指定されているユーザージョブを起動します。

そのジョブが終了するまで、集信システムは何もせず待ち状態になります。

2) 集信システムは正常時ジョブの結果を受け取り、配信側にそのジョブの終了結果を含めた結果を返します。

 

ただし、2) で正常時ジョブの返事を待つための設定時間が短かった場合、ファイル転送はジョブタイムアウトで終了します。

HULFT for zOSの場合、その後ジョブは継続して実行されますが、HULFT for IBMi、HULFT for Linux/AIX、またはHULFT for Windowsでは、ジョブはタイムアウト時間経過後に強制終了されます。

2) のジョブのタイムアウト時間を、ジョブ待ち時間として設定します。

指定方法

HULFT for zOS

集信

集信常駐プログラム(XRRCV)の起動JCL、XRSYSIN定義カード

  • RCV-JOBWTIME=集信後ジョブ実行タイムアウト時間(分)

HULFT for IBMi

集信

システム動作環境設定

  • ジョブタイムアウト(秒)(タグ名:JOBWTIMEOUT)

HULFT for Linux/AIX

集信

システム動作環境設定

  • ジョブ終了待ち時間(秒)(タグ名:jobwtimeout)

HULFT for Windows

集信

システム動作環境設定

  • ジョブタイムアウト(秒)(タグ名:jobwtimeout)