HULFT for zOSの設定方法
自ホスト名に関する設定は、「自ホスト名の設定」と「自ホスト名または自ドメイン名の小文字・大文字選択」があります。自ホスト名または自ドメイン名の小文字・大文字選択では、自ホスト名を相手ホストへ通知する場合、小文字で通知するか、大文字で通知するかを選択できます。
それらの設定は、システム動作環境設定ファイルに記述します。
システム動作環境設定ファイル
HULFT パラメーターライブラリ(HULPRM)
記述方法
- 自ホスト名の設定方法
-
HOST-NAME=自ホスト名(8バイト以内の場合) DOMAIN=自ドメイン名(9バイト以上の場合は、こちらに記述)
- 大文字・小文字の通知選択
-
HSTCHA=自ホスト名または自ドメイン名の小文字・大文字選択(L:小文字、U:大文字)
初期値
- 自ホスト名
-
各OSのシステム動作環境設定一覧の初期値を参照
- 自ホスト名または自ドメイン名の小文字・大文字選択
-
小文字
注意点
自ホスト名(HOST-NAME)と自ドメイン名(DOMAIN)の両方をシステム動作環境設定ファイルに記述した場合は、自ドメイン名(DOMAIN)が優先されます。
HOST-NAMEまたはDOMAINで設定した名前を、HSTCHAで設定した形式で相手マシンに通知します。
相手ホストが、Linux、AIX、またはWindowsの場合は、大文字小文字を違う文字として区別しますので、各機種の詳細ホスト情報には、HSTCHAで指定した形式で登録してください。
相手ホストが、MainframeまたはIBM iの場合、各機種の詳細ホスト情報には、HSTCHAの指定に関係なく、大文字で登録してください。
記述例
HSTCHA=L DOMAIN=HOSTA
上記の設定を行った場合、この自ホスト名は以下のように通知されます。
- Linux、AIX、またはWindowsの場合
-
「hosta」
- MainframeまたはIBM iの場合
-
「HOSTA」