HULFT-28949

配信側ホストで転送データを暗号化しない場合、集信管理情報に暗号キーが設定されていると集信データが文字化けする場合がある

現象

配信側ホストで転送データを暗号化しない場合、集信管理情報に暗号キーが設定されていると集信データが文字化けする場合があります。

障害レベル

B:高度重大

対象バージョン

Ver.8.4.0~Ver.8.4.3

修正バージョン

Ver.10.2.0

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

配信側ホスト

  • 以下の条件のいずれかを満たす

    • 配信管理情報の暗号キーが未設定

    • 暗号機能なし版

  • 以下の条件のいずれかを満たす

    • HULFTのバージョンがVer.7.1.0以降かつVer.8.0.0未満

    • 詳細ホスト情報に登録した集信側ホストのHULFT7通信モードが有効

集信側ホスト(自ホスト)

  • 以下の条件をすべて満たす

    • 暗号機能あり版

    • 集信管理情報の暗号キーが設定済み

配信側ホストと集信側ホスト(自ホスト)の組み合わせ

  • 配信側ホストと集信側ホスト(自ホスト)の暗号化方式の組み合わせが、下記のいずれか

    配信側ホスト

    集信側ホスト(自ホスト)

    暗号機能なし

    HULFT暗号

    HULFT暗号

    HULFT暗号

    C4S暗号

    HULFT暗号

    AES暗号

    HULFT暗号

    C4S暗号とAES暗号が共存

    HULFT暗号

    暗号機能なし

    C4S暗号

    HULFT暗号

    C4S暗号

    AES暗号

    C4S暗号

    暗号機能なし

    AES暗号

    HULFT暗号

    AES暗号

    C4S暗号

    AES暗号

    暗号機能なし

    C4S暗号とAES暗号が共存

    HULFT暗号

    C4S暗号とAES暗号が共存
代替方法

代替方法はありません。

ただし、以下のいずれかを実施することで現象の回避が可能です。

配信側ホスト

  • 配信管理情報の暗号キーを設定

  • HULFT Ver.8.0.0以降の場合、詳細ホスト情報に登録した集信側ホストのHULFT7通信モードを無効に設定

集信側ホスト(自ホスト)

  • 集信管理情報の暗号キーの設定値を削除

修正後

上記条件を満たした場合でも、集信データは文字化けしません。