HULFT-27776

集信側変換での集信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合がある

現象

集信側変換での集信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合があります。

障害レベル

A: 致命的

対象バージョン

Ver.7.0.0~Ver.8.4.3

修正バージョン

Ver.10.2.0

発生条件

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • システム動作環境設定の転送コードセット(CS4TRNSFR)に“I(IBM漢字)”を指定

    Ver.8.1.0未満の場合、転送コードセット(CS4TRNSFR)の項目は存在せず、常に“I(IBM漢字)”となります。

  • 配信側ホストの配信管理情報のコード変換に“R(集信側)”を指定

  • 集信管理情報のEBCDICセット(CHANGETYPE)に以下のいずれかを指定

    0

    : 自動 (*1)

    E

    : IBM英小文字 (*2)

    F

    : IBM英小文字拡張 (*3)

    H

    : IBMカナ文字拡張 (*3)

    *1

    :

    Ver.8.1.0以降で選択可能です。

    *2

    :

    Ver.7.0.0以降で発生します。

    *3

    :

    Ver.8.1.0以降で発生します。

  • 詳細ホスト情報に登録した配信側ホストの転送コードセット(KCODETYPE)に“S(SHIFT-JIS)”または“E(EUC-JP)”を指定

  • 配信ファイルのデータに円マークの半角文字が含まれる

代替方法

ありません。

修正後

円マークの半角文字が、正しく円マークの半角文字に変換されます。