配信状況表示コマンド

配信ジョブの処理状態を表示するには、IBM iのWRKACTJOB(活動ジョブ処理)コマンドを使用します。詳しくはお手持ちのIBM iマニュアルを参照してください。

また、配信ジョブの処理状態の詳細を確認したい場合には、配信状況表示コマンドを実行してください。配信ジョブの状況が標準出力に出力されます。

プログラムインターフェイス

CALL ライブラリー名/UTLSDISP PARM(['LIB=ライブラリー名']
   ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])

パラメーター説明

LIB=ライブラリー名

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

G

配信状況表示コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

配信状況表示コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

配信状況表示コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。

省略するとエラーコードはセットされません。

コマンドインターフェイス

UTLSDISP LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメーター説明

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

表示例

HOSTNAME:AS400
FILEID  :FILEID01
RECORDS :                    100000
BYTE    :                   5000000
FILENAME: HULDLIB/HUL002(SNDDATA)
TRID    : 6200795E66E37F0FED333341C7BA3C96410000000000000000000000000000000000			

各項目の説明

HOSTNAME

集信側ホスト名

FILEID

配信中のファイルID

簡易転送の場合、「_INSTANT_TRANSFER_」と表示されます。

RECORDS

現在までに配信済みのレコード件数

BYTE

現在までに配信済みのデータサイズ

FILENAME

配信ファイル名

TRID

配信の転送識別子