配信キャンセルコマンド
配信中および、配信待ちの処理をキャンセルすることができます。
プログラムインターフェイス
CALL ライブラリー名/UTLSCAN PARM(['LIB=ライブラリー名'] ['F=fileid'] ['H=hostname'] ['TRID=transfer-id'] ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])
パラメーター説明
- LIB=ライブラリー名
-
HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
- F=fileid
-
キャンセルする配信中、配信待ちのファイルID(省略可)
50バイト以内の英数字および“_”で指定します。
該当ファイルIDの配信処理を一括してキャンセルする場合に指定します。
簡易転送の処理を一括してキャンセルする場合は「_INSTANT_TRANSFER_」を指定します。
個別に配信処理をキャンセルしたい場合は、「TRID=」を指定してキャンセルします。
省略すると該当ホスト名すべてに対して配信処理をキャンセルします。
- H=hostname
-
キャンセルする配信中、配信待ちの相手先ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略すると該当ファイルIDすべてに対して配信処理をキャンセルします。
- TRID=transfer-id
-
キャンセルする配信中または配信待ちの転送識別子(省略可)
64バイトの英数字で指定します。
省略すると「F=」および「H=」で指定した該当ファイルID、該当ホストすべてに対して配信処理をキャンセルします。
- G
-
配信キャンセルコマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)
省略するとエラーメッセージが表示されます。
- OUTPUT=filename
-
配信キャンセルコマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)
「ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。
ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- EXIT CL変数名
-
配信キャンセルコマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)
EXITとCL変数名は連続して指定してください。
異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。
省略するとエラーコードはセットされません。
-
同一ホスト、同一ファイルIDが存在する場合は、該当するすべての配信処理がキャンセルされます。
-
キャンセルされた配信処理に配信後ジョブが指定されていても、ジョブは起動しません。
-
キャンセルによって完了コード(603)で終了した配信処理の場合、再配信待ちファイルに配信ファイルの情報は出力されません。
-
配信キャンセルを行った場合、要求が正常に受け付けられても、次のような場合には実際にキャンセルされるまでに時間がかかる場合があります。
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転送間隔が大きく取られている場合
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相手ホストからの応答待ち状態の場合
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配信後ジョブ実行が開始されている場合、配信処理はキャンセルできません。
コマンドインターフェイス
UTLSCAN FILEID( ) HOSTNAME( ) TRID( ) LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )
パラメーター説明
- FILEID
-
キャンセルする配信中、配信待ちのファイルID(省略可)
50バイト以内の英数字および“_”で指定します。
該当ファイルIDの配信処理を一括してキャンセルする場合に指定します。
簡易転送の処理を一括してキャンセルする場合は「_INSTANT_TRANSFER_」を指定します。
個別に配信処理をキャンセルしたい場合は、「TRID」を指定してキャンセルします。
省略すると該当ホスト名すべてに対して配信処理をキャンセルします。
- HOSTNAME
-
キャンセルする配信中、配信待ちの相手ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略すると該当ファイルIDすべてに対して配信処理をキャンセルします。
- TRID
-
キャンセルする配信中または配信待ちの転送識別子(省略可)
64バイトの英数字で指定します。
省略すると「FILEID」および「HOSTNAME」で指定した該当ファイルID、該当ホストすべてに対して配信処理をキャンセルします。
- LIBRARY
-
HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
- MSG
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エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)
- *NO
-
: エラーメッセージを表示しない
- *YES
-
: エラーメッセージを表示する
- FILE
-
エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)
「ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。
それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- MBR
-
エラーメッセージ出力先ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。