ファイルアクセスログリスト表示コマンド

ファイルアクセスログをリスト表示できます。

= 備考 =

自動/手動切り替えによってバックアップされたファイルアクセスログも対象になります。

プログラムインターフェイス

CALL ライブラリー名/UTLOPLLIST PARM(['LIB=ライブラリー名'] 'FL'
   ['OUTFILE=filename'] ['H=hostname'] ['USR=userid|ADMUSR=userid']
   ['OP=operation'] ['FILE=systemfile'] ['PRCID=processingid']
   ['FROM=DATE1' ['FTIME=TIME1']] ['TO=DATE2' ['TTIME=TIME2']]
   ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])

パラメーター説明

LIB=ライブラリー名

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

FL

ファイルアクセスログの指定(省略不可)

OUTFILE=filename

出力ファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

ファイルに出力する場合、ファイルアクセスログの全項目が出力されます。

省略すると標準出力に主な項目が出力されます。

= 備考 =
H=hostname

リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)

68バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのホスト名が対象になります。

USR=userid

リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザーID(省略可)

105バイト以内で指定します。

省略するとすべてのユーザーIDが対象になります。

「ADMUSR=」と同時に指定することはできません。

= 備考 =

OSのユーザーIDは始点ホストのOSの規約に従います。詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログの概要

ADMUSR=userid

リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティーのユーザーID(省略可)

32バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのユーザーIDが対象になります。

「USR=」と同時に指定することはできません。

= 備考 =

機種ごとの管理画面セキュリティーのユーザーIDの詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログの概要

OP=operation

リスト表示対象のファイルアクセス種(省略可)

省略するとすべてのファイルアクセス種が対象になります。

= 備考 =

指定可能な操作名については、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログファイルフォーマット

FILE=systemfile

リスト表示対象のシステムファイルの種類(省略可)

省略するとすべてのシステムファイルの種類が対象になります。

= 備考 =

指定可能なシステムファイルの種類については、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : システムファイル一覧

PRCID=processingid

リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)

34バイトの英数字で指定してください。

省略するとすべての最新処理識別子が対象になります。

= 備考 =

処理識別子についての詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 処理識別子

FROM=DATE1 [FTIME=TIME1] TO=DATE2 [TTIME=TIME2]

リスト表示対象の開始日付(時刻)と終了日付(時刻) (省略可)

「FTIME=」を指定する場合は「FROM=」を省略できません。「TTIME=」を指定する場合は「TO=」を省略できません。

「FROM=」を省略した場合、最初から「TO=」で指定した日付以前のログまでが表示されます。時刻は「hhmmss」の形式です。

「TO=」を省略した場合、「FROM=」で指定した日付から最新のログまでが表示されます。

どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「DATE1<=DATE2」の範囲で指定する必要があります。

= 備考 =

対象となるのは処理日時です。

G

ファイルアクセスログリスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

ファイルアクセスログリスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

ファイルアクセスログリスト表示コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。

省略するとエラーコードはセットされません。

コマンドインターフェイス

UTLOPLLIST OPLFILE() PRCID() HOSTNAME() FROMDATE() FROMTIME() TODATE()
 TOTIME() USERID() USR() ADMUSR() FILEACCESS() SYSTEMFILE() LFILE() LMBR()
 LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメーター説明

OPLFILE

ファイルアクセスログの指定(省略不可)

PRCID

リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)

34バイトの英数字で指定してください。

省略するとすべての最新処理識別子が対象になります。

= 備考 =

処理識別子についての詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 処理識別子

HOSTNAME

リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)

68バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのホスト名が対象になります。

FROMDATE

リスト表示対象の開始日付(省略可)

8バイトの数字で指定します。

省略すると「TODATE」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。

日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式です。「FROMDATE<=TODATE」の範囲で指定する必要があります。指定した日付もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは、処理日付です。

FROMTIME

リスト表示対象の開始時刻(省略可)

6バイトの数字で指定します。「FROMDATE」を指定した場合のみ指定できます。

省略すると「TOTIME」で指定した時刻までのすべての時刻が対象となります。

時刻は「hhmmss」の形式です。「FROMTIME<=TOTIME」の範囲で指定する必要があります。指定した時刻もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは、処理時刻です。

TODATE

リスト表示対象の終了日付(省略可)

8バイトの数字で指定します。

省略すると「FROMDATE」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。

日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式です。「FROMDATE<=TODATE」の範囲で指定する必要があります。指定した日付もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは、処理日付です。

TOTIME

リスト表示対象の終了時刻(省略可)

6バイトの数字で指定します。「TODATE」を指定した場合のみ指定できます。

省略すると「FROMTIME」で指定した時刻以降のすべての時刻が対象となります。

時刻は「hhmmss」の形式です。「FROMTIME<=TOTIME」の範囲で指定する必要があります。指定した時刻もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは、処理時刻です。

USERID

リスト表示対象の始点ホストでのユーザーIDの指定(省略可)

*USR

: OSのユーザーID

*ADMUSR

: 管理画面セキュリティーのユーザーID

省略するとすべてのユーザーIDが対象になります。

= 備考 =

機種ごとのユーザーIDの詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログの概要

USR

リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザーID(省略可)

105バイト以内で指定します。

省略するとすべてのユーザーIDが対象になります。

「ADMUSR」と同時に指定することはできません。

= 備考 =

OSのユーザーIDは始点ホストのOSの規約に従います。詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログの概要

ADMUSR

リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティーのユーザーID(省略可)

32バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのユーザーIDが対象になります。

「USR」と同時に指定することはできません。

= 備考 =

機種ごとの管理画面セキュリティーのユーザーIDの詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログの概要

FILEACCESS

リスト表示対象のファイルアクセス種(省略可)

省略するとすべてのファイルアクセス種が対象になります。

= 備考 =

指定可能な操作名については、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログファイルフォーマット

SYSTEMFILE

リスト表示対象のシステムファイルの種類(省略可)

省略するとすべてのシステムファイルの種類が対象になります。

= 備考 =

指定可能なシステムファイルの種類については、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : システムファイル一覧

LFILE

出力ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

ファイルに出力する場合、ファイルアクセスログの全項目が出力されます。

省略すると標準出力に主な項目が出力されます。

= 備考 =
LMBR

出力ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

リストの表示項目

表5.5 ファイルアクセスログのリスト表示項目

項目名

項目説明

表示サイズ

DATE

処理日時

(YYYY/MM/DD HH:MM:SS.mmm形式)(*1)

23バイト

PROC-ID

最新処理識別子

34バイト

OS-USERID

ユーザーID(OS)

32バイト

ADM-USERID

ユーザーID(管理画面)

32バイト

HOSTNAME

始点ホスト名

68バイト

OPERATION

ファイルアクセス種+半角スペース1バイト+システムファイルの種類

10バイト+1バイト+25バイト

OPERATION-DETAIL

ファイルキー情報

40バイト

*1

:

日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。

= 備考 =
  • 表示サイズに満たない項目は左詰で表示されます。

  • 表示項目のサイズが表示サイズより大きい場合、表示サイズを超えた部分はカットされます。

表示例

  • 標準出力

    2017/12/29 18:20:48.553 420972D3EDA8F1AA000E471A0000005921                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    NEW        HULSNLOG                 ""FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"",""MAINFRAME
                                                                                 
    2017/12/29 18:20:52.261 420972D3F422147B000E471A0000009621                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    UPDATE     HULRHT                    TGRP0001TOKYO                           
                                                                                 
    2017/12/29 18:24:46.159 420972D3F0829FBE000E471A0000006B21                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    NEW        HULSNDLOG                 ""FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"",""WINDOWS""
                                                                                 
    2017/12/29 18:30:11.266 420972D4059A1CAC000E471A000000A421                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    UPDATE     HULSND                    FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO                
                                                                                 
    2017/12/29 18:30:15.398 420972D405B974BC000E471A000000A621                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    NEW        HULSNDLOG                 ""FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"",""AS400"","
                                                                                 
    2017/12/29 18:30:15.400 420972D405B974BC000E471A000000A621                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    NEW        RESENDREQ                 ""FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"",""AS400"","
                                                                                 
    2017/12/29 18:31:01.859 420972D4072EDD2F000E471A000000B821                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    UPDATE     HULSND                    FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO                
                                                                                 
    2017/12/29 18:36:18.505 420972D411140625000E471A000000F421                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    UPDATE     HULRCV                    FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO                
                                                                                 
    2017/12/29 18:36:24.771 420972D41145FDF4000E471A000000F821                   
    HULFT                                                                        
    AS400                                                                        
    DELETE     RESENDREQ                 ""FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"",""AS400"","
    

  • ファイル出力

    "2017/12/29","18:20:48.553","2017/12/29","18:17:25.118","USR01","","AS400","420972D3EDA8F1AA000E471A000
    0005921","420972D3EDA8F1AA000E471A0000005921","AS400","","NEW","HULSNDLOG","""FILE00018NAGOYA8T
    O8TOKYO"",""MAINFRAMEHOSTTOKYO"",""20171229"",""181726"""
    "2017/12/29","18:20:52.261","2017/12/29","18:20:52.260","USR01","","AS400","420972D3F422147B000E471A0000
    009621","420972D3F422147B000E471A0000009621","AS400","","UPDATE","HULRHT","TGRP0001TOKYO"
    "2017/12/29","18:24:46.159","2017/12/29","18:18:56.328","USR01","","AS400","420972D3F0829FBE000E471A0000
    006B21","420972D3F0829FBE000E471A0000006B21","AS400","","NEW","HULSNDLOG","""FILE00018NAGOYA8TO8
    TOKYO"",""WINDOWS"",""20171229"",""181856"""
    "2017/12/29","18:30:11.266","2017/12/29","18:30:11.264","USR01","","AS400","420972D4059A1CAC000E471A0000
    00A421","420972D4059A1CAC000E471A000000A421","AS400","","UPDATE","HULSND","FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"
    "2017/12/29","18:30:15.398","2017/12/29","18:30:15.181","USR01","","AS400","420972D405B974BC000E471A0000
    00A621","420972D405B974BC000E471A000000A621","AS400","","NEW","HULSNDLOG","""FILE00018NAGOYA8TO8
    TOKYO"",""AS400"",""20171229"",""183015"""
    "2017/12/29","18:30:15.400","2017/12/29","18:30:15.181","USR01","","AS400","420972D405B974BC000E471A0000
    00A621","420972D405B974BC000E471A000000A621","AS400","","NEW","RESENDREQ","""FILE00018NAGOYA8TO8
    TOKYO"",""AS400"",""20171229"",""183015"",""HULDLIB/HUL002(SNDDATA)"""
    "2017/12/29","18:31:01.859","2017/12/29","18:31:01.858","USR01","","AS400","420972D4072EDD2F000E471A0000
    00B821","420972D4072EDD2F000E471A000000B821","AS400","","UPDATE","HULSND","FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"
    "2017/12/29","18:36:18.505","2017/12/29","18:36:18.503","USR01","","AS400","420972D411140625000E471A0000
    00F421","420972D411140625000E471A000000F421","AS400","","UPDATE","HULRCV","FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO"
    "2017/12/29","18:36:24.771","2017/12/29","18:36:24.749","USR01","","AS400","420972D41145FDF4000E471A0000
    00F821","420972D41145FDF4000E471A000000F821","AS400","","DELETE","RESENDREQ","""FILE00018NAGOYA8
    TO8TOKYO"",""AS400"",""20171229"",""183015"",""HULDLIB/HUL002(SNDDATA)"""
    

注意点

  • 「FROMDATE」を指定した場合、ファイルアクセスログの先頭から順に検索し、最初に処理日時が「FROMDATE」の指定日時以上になったログ以降のすべてのログが表示されます。

  • 「TODATE」を指定した場合、ファイルアクセスログの先頭、またはFROMDATEの指定以降から、最初に処理日時が「TODATE」の日時を超えたログの手前までが表示されます。

    図5.1 操作ログの表示範囲