配信業務の登録方法
配信管理のための登録情報
配信業務を行う場合、あらかじめ管理情報をシステム管理情報ファイルに登録しておく必要があります。個々の項目についての説明は、以下を参照してください。
HULFT10 for IBMi オペレーション マニュアル :
ここではどのような情報を登録するかの概略と各情報の関連を図2.4 で説明します。
1) 配信管理情報
配信業務の管理情報の中心で、必ず集信側の集信管理情報のファイルIDと対応させて登録する必要があります。配信ファイルの属性、転送条件などを登録します。
2) ジョブ起動情報
転送開始前に実行させるジョブや、配信が終了したときに実行させるジョブの情報を登録します。配信が終了した時に実行させるジョブには、配信が正常終了したとき起動するジョブと異常終了したとき起動するジョブがあります。1つのジョブIDにジョブを複数登録すると登録順に順次実行します。ジョブ起動しない場合は不要です。
3) 詳細ホスト情報
配信先となる相手ホストの情報を登録します。
4) 転送グループ情報
配信先の相手ホスト(詳細ホスト情報に登録したホスト)をグループ化して登録します。1グループに相手ホストを複数登録した場合、同報配信が可能になります。
5) フォーマット情報
配信ファイルのフォーマット情報を登録します。項目ごとにコード変換を考慮する必要があるファイルの場合に登録します。テキストファイルやコード変換しないバイナリーファイルの場合は不要です。また、マルチフォーマット転送の場合も各レコードのフォーマット情報を登録します。
HULFT for IBMiの集信ではCSV形式は受信できません。
6) マルチフォーマット情報
配信ファイルのマルチフォーマット情報を登録します。レコードごとにコード変換を考慮する必要があるファイルを配信する場合に登録します。テキストファイルやコード変換しないバイナリーファイル、またシングルフォーマットの場合は不要です。
HULFT for IBMiの集信ではCSV形式は受信できません。
7) システム動作環境設定
ワークファイルの作成ライブラリー、配信多重度などの定義をします。基本的にはシステムごとに一度登録するだけです。
登録方法
前記の各情報の登録は、基本的には端末から本システムの管理画面プログラムを使って行います。また、システム動作環境設定以外の情報は、登録情報をSEU(Source Entry Utility)で作成し、バッチ登録機能で情報を登録する方法もあります。
マネージャー接続機能を利用することで、HULFT Managerを導入している端末からも登録できます。
SEUの使用方法はIBM iのマニュアルを参照してください。