ロックのかけ方
HULFTでは、メンバー単位にロックをかけます。
同一ファイル内の別メンバーに対しても同時にアクセスすることができます。IBM iのオブジェクト割り振りコマンド（ALCOBJ）を実行した場合と同様の動作をします。
- ロック対象
-
: メンバー単位
- ロック状態
-
: 読み取り可能占有ロック（*EXCLRD）
= 備考 =
配信ファイルには通常読み取り共有ロック（*SHRRD）をかけます。ただし、配信管理情報の配信ファイルの扱い（CLEAR）を“K（保存）”以外に指定した場合は、それぞれのロック対象に占有ロック（*EXCL）をかけます。
業務アプリケーション作成時に、HULFTとの間でファイルの排他制御を行う必要が発生した場合、下記の手順で行うことができます。
1. ロックをかける
ALCOBJコマンドを使用
2. ロックのチェック
ALCOBJコマンドの戻り値をとり、ロックに成功したかどうかをチェック
3. ユーザー処理
ユーザー処理を作成
4. ロックを解除する
DLCOBJコマンドを使用