外字テーブル組み込み

外字テーブルファイルの作成を行い、「外字テーブル展開コマンド」を使用して、外字テーブル展開ファイルを作成します。「外字テーブルファイル」は、HULFTのインストールされているライブラリー内のファイル「GTABLE」内に格納されています。また「外字テーブル展開ファイル」は、HULFTのインストールされているライブラリー内のファイル「GTEXTD」に格納されています。

表3.16 外字テーブルファイル一覧

入力コード

出力コード

外字テーブル
ファイル

外字テーブル
展開ファイル

未定義時の
初期値

IBM漢字

EUC-JP

GTITOE

GTITOE

0xA2A2

IBM漢字

Shift-JIS

GTITOS

GTITOS

0x81A0

IBM漢字

JEF

GTITOJ

GTITOJ

0xA2A2

IBM漢字

UTF-8

GTITO8

GTITO8

0xE296A1

EUC-JP

IBM漢字

GTETOI

GTETOI

0x44E9

Shift-JIS

IBM漢字

GTSTOI

GTSTOI

0x44E9

JEF

IBM漢字

GTJTOI

GTJTOI

0x44E9

UTF-8

IBM漢字

GT8TOI

GT8TOI

0x44E9

UTF-8

IBM簡体字

GT8TOC

GT8TOC

0x44E9

GB18030

IBM簡体字

GTGTOC

GTGTOC

0x44E9

IBM簡体字

UTF-8

GTCTO8

GTCTO8

0xE296A1

IBM簡体字

GB18030

GTCTOG

GTCTOG

0xA1F5

外字テーブル展開コマンド

プログラムインターフェイス

CALL ライブラリー名/UTLGTFEXTD PARM(['LIB=ライブラリー名']
['I=IE|IS|IJ|I8|EI|SI|JI|8I|8C|GC|C8|CG|A']
['O=IE|IS|IJ|I8|EI|SI|JI|8I|8C|GC|C8|CG|A']
['P=filename'] ['G'] ['OUTPUT=filename']['EXIT' CL変数名])

パラメーター説明

LIB=ライブラリー名

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

I=IE|IS|IJ|I8|EI|SI|JI|8I|8C|GC|C8|CG|A

展開するパターン(省略可)

パラメーター「O=」を指定したときのみ省略することができます。

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルを展開する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルを展開する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルを展開する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルを展開する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルを展開する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルを展開する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルを展開する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルを展開する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルを展開する

A

:

すべての外字テーブルを展開する

O=IE|IS|IJ|I8|EI|SI|JI|8I|8C|GC|C8|CG|A

外字テーブル変換ファイルの内容出力パターン(省略可)

パラメーター「I=」を指定したときのみ省略することができます。

パラメーター「P=」を指定した場合はファイルに出力し、指定していない場合は標準出力を行います。

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルの内容を出力する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

A

:

すべての外字テーブルの内容を出力する

P=filename

登録されている外字テーブルの内容出力先(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

パラメーター「O=」の指定を行った場合のみ指定できます。

出力形式は外字テーブルファイル(ファイル名固定)と同様になりますので、ファイルに出力したものをコピー・リネームなどして外字テーブルファイルに反映させれば、そのまま使用できます。

G

エラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

エラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

エラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

省略するとエラー変数へのコードのセットを行いません。

コマンドインターフェイス

UTLGTFEXTD INPUT( ) OUTPUT( ) PFILE( ) PMBR( )
   LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメーター説明

INPUT

展開するパターン(省略時値 *NO)

パラメーター「OUTPUT」を指定したときのみ*NOを選択することができます。

*NO

:

展開しない

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルを展開する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルを展開する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルを展開する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルを展開する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルを展開する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルを展開する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルを展開する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルを展開する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルを展開する

A

:

すべての外字テーブルを展開する

OUTPUT

外字テーブル変換ファイルの内容出力パターン(省略時値 *NO)

パラメーター「INPUT」を指定したときのみ*NOを選択することができます。

パラメーター「PFILE」を指定した場合はファイルに出力し、指定していない場合は標準出力を行います。

*NO

:

内容を表示しない

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルの内容を出力する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

A

:

すべての外字テーブルの内容を出力する

PFILE

出力先ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

PMBR

出力先ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリー名とファイル名(省略可)

ライブラリー名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバー名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。