ファイル構成

HULFTのファイルはシステムファイルと履歴ファイルにより構成されています。すべてのファイルがインストールされていないとHULFTは正常に動作しません。ファイルが何らかの理由によりなくなってしまった場合は、「ファイルの復元方法」を参照しファイルを作成してください。

注意

HULFTの各システムファイル、各履歴ファイル、および各操作ログファイルは複数のHULFTで共有しないでください。

システムファイル

システムファイルは表3.2 のとおりです。

表3.2 システムファイルの種類

ファイル

ファイル名

用途

システム動作環境設定ファイル

HULENV

HULFTシステム全体の動作環境を格納します

配信管理情報ファイル

SND

ファイルを配信するための情報を格納します

集信管理情報ファイル

RCV

ファイルを集信するための情報を格納します

ジョブ起動情報ファイル

EXEC

配信前後また集信後に起動するジョブ情報を格納します

詳細ホスト情報ファイル

HOSTS

集配信するホストの情報を格納します

転送グループ情報ファイル

RHOST

一度に配信するホストの名称をグループとして格納します

フォーマット情報DBファイル

FMTDB

フォーマット情報ファイルの情報を格納します

フォーマット情報ファイル

FMT

フォーマット転送を行う際に、データのフォーマット情報を格納します

マルチフォーマット情報ファイル

MFMT

マルチフォーマット転送を行う際に、データのマルチフォーマット情報を格納します

配信状況表示ファイル

SNDDSP

配信ジョブの状況を登録します

再配信待ちファイル

SDDREQ

配信ジョブが配信に失敗したとき、配信受付ジョブが作成します

配信制御ファイル

SDDCHKP

配信待ちのジョブ情報を登録します

集信制御ファイル

RCVCNTL

集信の制御情報を登録します

世代管理情報ファイル

INF

ファイルIDごとの世代管理情報が格納されます

要求受付定義ファイル

SERVICE

要求受付システムのサービスについて格納します

管理画面セキュリティーファイル

HULADM

管理画面のセキュリティーについて格納します

EBCDICユーザーテーブル展開ファイル

UCEXTDF

EBCDICコードを変換するための定義ファイルです

外字テーブル展開ファイル

GTEXTD

外字コードを変換するための定義ファイルです

メッセージフィルタファイル

LOGIDFIL(LOGIDFIL)

メッセージの出力有無を定義します

メッセージ定義ファイル

MSGDEF(MSGDEF8)

旧フォーマットのメッセージデータを格納します

MSGDEF(MSGDEF84)

V8.4フォーマットのメッセージデータを格納します

簡易転送集信ライブラリー許可リストファイル

INSTALWLIB

簡易転送で集信可能なライブラリーを定義します

履歴ファイル

履歴ファイルは表3.3 のとおりです。

表3.3 履歴ファイルの種類

ファイル

ファイル名

用途

配信履歴ファイル

SNDLOG

配信の実行結果が記録されます

集信履歴ファイル

RCVLOG

集信の実行結果が記録されます

要求受付履歴ファイル

REQLOG

要求受付の実行結果が記録されます

配信後ジョブ実行履歴ファイル

EXECLOGS

配信後に起動されたジョブの実行結果が記録されます

集信後ジョブ実行履歴ファイル

EXECLOGR

集信後に起動されたジョブの実行結果が記録されます

複数集信情報ファイル

STORE

複数集信時の集信情報が記録されます

操作ログファイル

操作ログファイルは表3.4 のとおりです。

表3.4 操作ログファイルの種類

ファイル

ファイル名

用途

ファイルアクセスログファイル

FILELOG

ファイルアクセスに関する操作ログが記録されます

コマンド実行ログファイル

CMDLOG

要求発行/コマンド実行に関する操作ログが記録されます

操作ログ情報ファイル

OPLINF

操作ログの作成状況(世代情報など)を格納します

その他

インストールログファイルは表3.5 のとおりです。

表3.5 インストールログ

ファイル

ファイル名

用途

除外IDファイル

INSTALLLOG(EXCLUDEDID)

アップデート時に移行前の環境から移行できなかったIDの情報が記録されます