集配信関連設定

暗号化方式(CIPHERTYPE)

HULFTが使用する暗号化の方式を指定します(省略可)。

0

: HULFT暗号化を使用する

1

: 暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用する

暗号オプションを導入し、暗号化を行う場合は“1”を指定してください。

暗号出口ルーチンについては、「暗号化」および「暗号出口ルーチンについて」を参照してください。

転送グループチェック(TGRPCHK)

集信時の転送グループのチェック処理を指定します(省略可)。

配信側のホスト名と集信管理情報の転送グループID(GRPID)に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。

0

: チェックを行わない

1

: 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行わない

2

: 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとする

省略すると“0”が設定されます。

動的パラメータ指定(DYNPARAM)

配信要求コマンド(UTLSEND)で、ファイル名、転送グループID、ホスト名の動的変更の可否を指定します(省略可)。

0

: 動的変更不可能

1

: 動的変更可能

省略すると“1”が設定されます。

メッセージ動的パラメータ指定(MSGDYNPARAM)

HULFTがメッセージを受信した場合の扱いを指定します(省略可)。

管理情報内のメッセージ指定(“&MSG0”~“&MSG5”および“&MSGL0”~“&MSGL1”)を送信側で指定したメッセージ内容に置換するかどうかを設定します。

0

: すべての管理情報のメッセージの置換を行わない

1

: 配信管理情報および集信管理情報内の置換は行い、ジョブ起動情報内の置換は行わない

2

: 配信管理情報および集信管理情報内の置換は行わず、ジョブ起動情報内の置換は行う

3

: すべての管理情報のメッセージ置換を行う

省略すると“3”が設定されます。

集信多重度オーバーリトライ(RCVOVER_RTY)

HULFTが集信側ホストへソケット接続するとき、集信多重度オーバーでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかを指定します(省略可)。

0

: リトライせず、エラーとなる

1

: 接続リトライを行う

再接続のリトライ回数と待ち時間は、コネクションリトライ回数(RETRYCNT)コネクションリトライ間隔(RETRYTIME)を使用します。

省略すると“0”が設定されます。

配信転送後異常時の処置(ENDERRMODE)

以下の場合に配信処理全体を正常終了として扱うか異常終了として扱うかを指定します(省略可)。

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“C(クリア)”を指定し、クリアが異常終了した場合

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“D(削除)”を指定し、削除が異常終了した場合

0

: 異常終了とし、異常時ジョブを実行する

1

: 正常終了とし、正常時ジョブを実行する

省略すると“0”が設定されます。

再配信待ちキューの削除条件(RESENDDEL)

再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、再配信待ちキューから再配信待ちレコードが削除される条件を指定します(省略可)。

0

: ファイルIDが一致する再配信待ちレコードを削除する

1

: ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除する

2

: ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除する

省略すると“0”が設定されます。

集信ファイル最大サイズ(RCVMAXFILESIZE)

集信処理で集信できるファイルの最大サイズを指定します(バイト)(省略可)。

省略すると“999999999999999999”が設定されます。

注意
  • HULFT for Mainframeからダイレクト転送した場合は、設定は無効になります。

  • コード変換によって集信ファイルのサイズが配信ファイルより大きくなる場合があります。

    このとき、ここで指定した集信ファイル最大サイズを超えても集信が正常終了する可能性があります。

    コード変換によってサイズが大きくなる条件については、以下を参照してください。

    HULFT10 コード変換 マニュアル : シフトコードの変換規則