Amazon S3での一時格納データの削除方法
HULFT クラウドストレージオプションでは、オブジェクトストレージにアップロードする際、オブジェクトストレージに一時格納データを作成します。
オブジェクトストレージへのアップロードが中断された場合、この一時格納データが削除されず、残る場合があります。
一時格納データが残った場合、この一時格納データについても課金される可能性がありますので、一時格納データを削除してください。
Amazon S3上に存在している一時格納データは、以下のいずれかの方法で削除してください。
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ライフサイクルに設定した期間で自動的に削除
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手動で削除
ライフサイクルに設定した期間で自動的に削除
あらかじめ、Amazon S3のバケットに対してライフサイクルを設定することにより、設定した期間で一時格納データを自動的に削除できます。
運用に合わせて、ライフサイクルの設定を行ってください。
ライフサイクルの設定方法は、オブジェクトストレージのマニュアルを参照してください。
手動で削除
AWS CLIコマンドを使用して一時格納データを削除できます。
アップロードの失敗時に出力されるコンソールログまたはトレースログを確認してください。
出力されたメッセージ内に、「UploadID」の情報が含まれています。
この「UploadID」を使用して、AWS CLIコマンドを実行してください。
- <AWS CLIコマンドの実行例>
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aws s3api abort-multipart-upload –bucket バケット名 --key オブジェクト名 --upload-id メッセージに出力される「UploadID」
- <メッセージの出力例(コンソールログの場合)>
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ID=W149005 DATE=2019/12/18 16:26:39 CLASS=W PNAME=hulrcv PID=20156 TID=6188 DTLCODE=0 MYHOST=HOST01 UNAME=SYSTEM FID=AWS SNAME= 集信データを出力した後の終了処理で警告が発生しました(内容=Upload canceled, but any uploaded parts on S3 might not have been removed. <Bucket="hulcloud-001",UploadID="L.F0NErDNIJmbzAggAQsFHV.UtSsPfZPBefnRhA0SCIb4mweaaa2xUWwS60ljhUFLaxwfxdmLnS6QS.h_Iitn39njSCntXjhUHDdYMH_xX0bUhFIByzZ.TTgb9rZm.RgALImYL1BfGNaBxrCyr6anQ--">)。(スレッドID=6188)
- <メッセージの出力例(トレースログの場合)>
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ID=W1023005 DATE=2019/12/18 16:21:54 CLASS=W HULCHARACTER= PNAME=hulrcvd PID=25474 DTLCODE=10 MYHOST=HOST01 UID=0 MSG=A warning was generated during the termination processing after the output of receiving data. DETAIL=Upload canceled, but any uploaded parts on S3 might not have been removed. <Bucket="hulcloud-001",UploadID="ow2LzoHXVbvf0vG8V3wL5EMyVda_bIf5OqfsweCfmCow.cFhQXxh7T9c0cTjI8m7665RT6pn_jKL0wVKJo7FdnShp48POQNTtu28dLYZ2Mw-">