配信ストレージ管理情報のデフォルト情報の項目一覧

Amazon S3の配信ストレージ管理情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。

項目一覧

表7.3 ストレージ管理情報のデフォルト情報の項目

項目名

キー

値の形式

備考

配信ストレージ管理情報の配列

snd_info

array

 

デフォルト情報

default

boolean

 

ストレージタイムアウト

timeout

number

単位:秒

1転送あたりの最大並列数

parallels

number

2~999

パートサイズ

partsize

number

5~100

使用リージョン

default_region

string

1~255バイト以内

エンドポイントのURL

endpoint_url

string

4~255バイト以内

ストレージ認証情報ID

auth_id

string

3~63バイト以内

各項目の説明

配信ストレージ管理情報の配列(snd_info)

配信ストレージ管理情報の配列(省略不可)

配信ストレージ管理情報の配列です。

配信ストレージ管理情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。

デフォルト情報(default)

デフォルト情報(省略不可)

配信ストレージ管理情報のデフォルト情報です。

管理情報のインポートをする場合、“true”を指定してください。

ストレージタイムアウト(timeout)

ストレージタイムアウト(秒)(省略可)

HTTPリクエストのタイムアウトになるまでの時間です。

管理情報のインポートを行う場合、"10"~"259200"の範囲または"999999"で指定します。"999999"を指定すると無限待ちとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(300秒)が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

1転送あたりの最大並列数(parallels)

1転送あたりの最⼤並列数(省略可)

1つのファイル転送で並列ダウンロードできる最大数です。

管理情報のインポートを行う場合、"2"~"999"の範囲で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(32)が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

= 備考 =

1転送あたりの最大並列数は、クラウドストレージシステム動作環境設定のダウンロード全体並列数より大きい値を設定しても、このダウンロード全体並列数に制限されます。

ダウンロード全体並列数以下になるように設定してください。

パートサイズ(partsize)

パートサイズ(MB)(省略可)

1回の並列ダウンロードあたりのパートのサイズです。

管理情報のインポートを行う場合、"5"~"100"の範囲です。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(5MB)が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

注意

パートサイズを、未設定の場合の値の“5”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。パートサイズを変更する場合は、ご注意ください。

使用リージョン(default_region)

使用リージョン(省略可)

AWS接続時に使⽤するリージョンです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。

使用できるリージョンについては、「Amazon S3で動作確認済みリージョン一覧」で確認してください。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AWS_DEFAULT_REGION)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

エンドポイントのURL(endpoint_url)

エンドポイントのURL(省略可)

AWS接続時にリクエストを送信するエンドポイントです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。

「http://」または「https://」から始まる形式で、指定してください。

例)https://bucket.vpce-1a2b3c4d-5e6f.s3.us-east-1.vpce.amazonaws.com

URLを大文字で指定した場合、小文字に変換してAWS接続を行います。

なお、“none”を設定した場合、AWSの標準のS3エンドポイントが転送時に使用されます。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはAWSの標準のS3エンドポイントが使用されます。

標準のS3エンドポイントについては、AWSが提供しているドキュメントを参照してください。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

ストレージ認証情報ID(auth_id)

ストレージ認証情報ID(省略可)

配信ストレージ管理情報に紐づけたいストレージ認証情報のIDです。

管理情報のインポートを行う場合、3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはストレージ認証情報のデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。