集信ストレージ管理情報の項目一覧

Amazon S3の集信ストレージ管理情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。

項目一覧

表7.4 集信ストレージ管理情報の項目

項目名

キー

値の形式

備考

集信ストレージ管理情報の配列

rcv_info

array

 

ID

id

string

3~63バイト以内

バケット名

bucket

string

3~255バイト以内

ストレージタイムアウト

timeout

number

単位:秒

1転送あたりの最大並列数

parallels

number

2~999

パートサイズ

partsize

number

5~100

使用リージョン

default_region

string

1~255バイト以内

エンドポイントのURL

endpoint_url

string

4~255バイト以内

アップロードファイルに適用するACL

acl

string

1~255バイト以内

ストレージ認証情報ID

auth_id

string

3~63バイト以内

各項目の説明

集信ストレージ管理情報の配列(rcv_info)

集信ストレージ管理情報の配列(省略不可)

集信ストレージ管理情報の配列です。

集信ストレージ管理情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。

ID(id)

ID(省略不可)

集信ストレージ管理情報IDです。

3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。

= 備考 =

集信ストレージ管理情報IDには、バケット名を指定することをお勧めします。集信履歴には、集信管理情報のファイル名に指定した集信ストレージ管理情報IDつまりバケット名が表示されます。

バケット名(bucket)

バケット名(省略可)

転送ファイルのアップロード先のバケット名です。

管理情報のインポートを行う場合、バケット名は「ID」で集信ストレージ管理情報IDとして指定し、「バケット名」では指定しないことをお勧めします。同一のバケット名に対して、別の転送設定を行いたい場合などに指定してください。

3バイトから255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には「ID」で指定したストレージ管理情報IDがバケット名として使用されます。

なお、アクセスポイントを使用する場合は、以下のいずれかの値を指定してください。

  • アクセスポイントのAmazon Resource Name(ARN)

  • アクセスポイントのエイリアス

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

ストレージタイムアウト(timeout)

ストレージタイムアウト(秒)(省略可)

HTTPリクエストのタイムアウトになるまでの時間です。

管理情報のインポートを行う場合、"10"~"259200"の範囲または"999999"で指定します。"999999"を指定すると無限待ちとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

1転送あたりの最大並列数(parallels)

1転送あたりの最⼤並列数(省略可)

1つのファイル転送で並列アップロードできる最大数です。

管理情報のインポートを行う場合、"2"~"999"の範囲で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

= 備考 =

1転送あたりの最大並列数は、クラウドストレージシステム動作環境設定のアップロード全体並列数より大きい値を設定しても、このアップロード全体並列数に制限されます。

アップロード全体並列数以下になるように設定してください。

パートサイズ(partsize)

パートサイズ(MB)(省略可)

1回の並列アップロードあたりのパートのサイズです。

管理情報のインポートを行う場合、"5"~"100"の範囲で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

注意

パートサイズを、未設定の場合の値の“5”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。パートサイズを変更する場合は、ご注意ください。

使用リージョン(default_region)

使用リージョン(省略可)

AWS接続時に使⽤するリージョンです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。

使用できるリージョンについては、「Amazon S3で動作確認済みリージョン一覧」で確認してください。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

エンドポイントのURL(endpoint_url)

エンドポイントのURL(省略可)

AWS接続時にリクエストを送信するエンドポイントのURLです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。

「http://」または「https://」から始まる形式で、指定してください。

例)https://bucket.vpce-1a2b3c4d-5e6f.s3.us-east-1.vpce.amazonaws.com

URLを大文字で指定した場合、小文字に変換してAWS接続を行います。

なお、“none”を設定した場合、AWSの標準のS3エンドポイントが転送時に使用されます。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

アップロードファイルに適用するACL(acl)

アップロードファイルに適用するACL(省略可)

オブジェクトへのアクセスを管理するアクセスコントロールリスト(ACL)です。

管理情報のインポートを行う場合、1バイトから255バイトまでのASCII印刷可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

ストレージ認証情報ID(auth_id)

ストレージ認証情報ID(省略可)

集信ストレージ管理情報に紐づけたいストレージ認証情報のIDです。

管理情報のインポートを行う場合、3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。