ストレージ認証情報のデフォルト情報の項目一覧

Amazon S3のストレージ認証情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。

項目一覧

表7.7 ストレージ認証情報のデフォルト情報の項目

項目名

キー

値の形式

備考

ストレージ認証情報の配列

auth_info

array

 

デフォルト情報

default

boolean

 

AWSアクセスキー

access_key

string

1~255バイト以内

AWSシークレットアクセスキー

secret_access_key

string

1~255バイト以内

セッショントークン

session_token

string

1~2048バイト以内

IAMロール有効化

enable_iam_role

boolean

 

スイッチロールARN

switch_role_arn

string

2~2048バイト以内

外部ID

external_id

string

2~2048バイト以内

ロールセッション名

role_session_name

string

2~255バイト以内

各項目の説明

注意
  • 管理情報のインポートを行う場合、「IAMロール有効化」を指定すると、「AWSアクセスキー」、「AWSシークレットアクセスキー」および「セッショントークン」は指定できません。

    AWSアクセスキーおよびAWSシークレットアクセスキーを使用する認証の「IAMユーザー認証」と「IAMロール有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。

    AWSアクセスキー、AWSシークレットアクセスキーおよびセッショントークンを使用する認証の「一時的なセキュリティ認証」と「IAMロール有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。

  • 管理情報のインポートを行う場合、「スイッチロールARN」、「外部ID」および「ロールセッション名」は必ず同時に指定してください。

    それぞれの値を個別に指定することはできません。

  • 管理情報のインポートを行う場合、「セッショントークン」を指定した際は、以下の値も必ず同時に指定してください。

    • AWSアクセスキー

    • AWSシークレットアクセスキー

ストレージ認証情報の配列(auth_info)

ストレージ認証情報の配列(省略不可)

ストレージ認証情報の配列です。

ストレージ認証情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。

デフォルト情報(default)

デフォルト情報(省略不可)

ストレージ管理情報のデフォルト情報です。

管理情報のインポートを行う場合、“true”を指定してください。

AWSアクセスキー(access_key)

AWSアクセスキー(省略可)

Amazon Web Serviceに接続するために、クラウドサービスから提供されるAWSアクセスキーIDを指定します。

管理情報のインポートを行う場合、1バイトから255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AWS_ACCESS_KEY_ID)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

AWSシークレットアクセスキー(secret_access_key)

AWSシークレットアクセスキー(省略可)

Amazon Web Serviceに接続するために、クラウドサービスから提供されるAWSシークレットアクセスキーを指定します。

管理情報のインポートを行う場合、1バイトから255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AWS_SECRET_ACCESS_KEY)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

セッショントークン(session_token)

セッショントークン(省略可)

Amazon Web Serviceに接続するために、一時的セキュリティ認証情報を使用して接続を行うセッショントークンを指定します。

管理情報のインポートを行う場合、1バイトから2048バイトまでのASCII印字可能文字を指定します。

なお、“none”を設定した場合、セッショントークンは無効となります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはセッショントークンは無効となります。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

IAMロール有効化(enable_iam_role)

IAMロール有効化(省略可)

Amazon EC2上にHULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがインストールされている場合、Amazon EC2に紐づけられたIAMロールを使用した認証を、有効にするかどうかです。

管理情報のインポートを行う場合、IAMロールを有効化する場合は“true”を指定してください。この場合、Amazon EC2に紐づけられているIAMロールの認証情報を使用します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはIAMロールは無効となります。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

= 備考 =

HULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがAmazon EC2以外の環境にインストールされている場合、IAMロールを有効にすると転送時にエラーとなります。

スイッチロールARN(switch_role_arn)

スイッチロールARN(省略可)

IAMロールの切り替えの切り替え先のAmazon Resource Name(ARN)です。

管理情報のインポートを行う場合、2バイトから2048バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

なお、“none”を設定した場合、スイッチロールARNは無効となり、IAMロールの切り替えは行いません。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはスイッチロールARNは無効となります。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

外部ID(external_id)

外部ID(省略可)

IAMロールの切り替え時に使用する外部IDです。

管理情報のインポートを行う場合、2バイトから2048バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

なお、“none”を設定した場合、外部IDは無効となります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には外部IDは無効となります。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

ロールセッション名(role_session_name)

ロールセッション名(省略可)

IAMロールの切り替え時に使用するロールセッション名です。

管理情報のインポートを行う場合、2バイトから255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

なお、“none”を設定した場合、ロールセッション名は無効となります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。

ただし、個別設定とデフォルト設定で実際に使用する値として「スイッチロールARN」に“none”以外が設定されていて、「ロールセッション名」に“none”を設定または未設定の場合、転送時には以下の固定値を使用します。

  • アップロードの場合:HULFT-S3-Upload

  • ダウンロードの場合:HULFT-S3-Download

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。