Google Cloud Storageを使用するための設定

バケットとオブジェクトに対するアクセス権限

Google Cloud Storageにオブジェクトをアップロード、またはGoogle Cloud Storageからオブジェクトをダウンロードする場合は、バケットおよびオブジェクトに対するIAMの権限を付与してください。

下表に従ってこの権限を付与したIAMのロールを、認証に使用するサービスアカウントに紐づけてください。設定方法は、Googleが提供しているドキュメントを参照してください。

アップロード機能を利用する場合、集信管理情報の登録モードが“新規作成”のときと“置き換え”のときに必要な権限は共通です。

表3.1 オブジェクトのアップロードに必要な権限

集信管理情報

バケットに対する権限

アクセス許可

登録モード

新規作成

storage.buckets.get

storage.objects.create
storage.objects.delete
storage.objects.get

置き換え

表3.2 オブジェクトのダウンロードに必要な権限

バケットに対する権限

オブジェクトに対する権限

なし

storage.objects.get

プロジェクトの設定

オブジェクトをアップロードおよびダウンロードするときに使用するプロジェクトで、以下のAPIを有効にしておく必要があります。

  • Google Cloud Storage JSON API

Google Cloud Storageにアクセスするための設定

HULFT クラウドストレージオプションのプラグインがGoogle Cloud Storageにアクセスするための情報を集信側ホストまたは配信側ホストのOSのシステム環境変数に設定してください。

表3.3 Google Cloud Storageを使用するためのシステム環境変数

環境変数名

説明

GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS

認証情報が記載されたjsonファイルの絶対パス

 

なお、以下の環境変数を指定した場合、HULFT クラウドストレージオプションが正常に動作しない場合があります。このため、以下の値は使用しないでください。

  • SSL_SERT_FILE

  • SSL_CERT_DIR

 

jsonファイルの取得方法についてはGoogle Cloud Storageのドキュメントを参照してください。

設定方法は以下を参照してください。

HULFT10 for Windowsの場合

:

「Google Cloud Storageへのアクセス認証の設定(Windows)」

HULFT10 for Linuxの場合

:

「Google Cloud Storageへのアクセス認証の設定(Linux)」