ストレージ認証情報の登録コマンド
Google Cloud Storageでのストレージ認証情報をクラウドストレージDBに登録します。
コマンド形式
utlgsinfoadd [COMMON-OPTIONS] -t auth --id ID [AUTH-OPTIONS]
パラメーター説明
- [COMMON-OPTIONS]
-
ユーティリティーで共通のオプションです。
- -r, --replace
-
置換(省略可)
既存のストレージ認証情報を上書きします。
このオプションを指定しないで既存のストレージ管理情報を上書きしようとした場合は、エラーとなります。
注意既存のストレージ認証情報に上書きする場合、すでに設定されている値は[AUTH-OPTIONS]で指定してください。
設定済みの情報を再指定しなかった場合、未設定(Use the default value.)で上書きされます。
- -f, --force
-
確認の省略(省略可)
登録する情報の確認を行わずに情報が登録されます。
既存のストレージ認証情報が指定された場合、「-r」または「--replace」が指定されていなくても情報が上書きされます。
省略すると、ストレージ認証情報を登録する前に以下の確認のメッセージが表示されます。
Are you sure to register? [y/n]:
“y”または”Y”を入力すると、コマンドで指定したストレージ認証情報が登録されます。
“y”または”Y”以外を入力した場合、エラーで終了されます。
- [REQUIRED]
-
省略できないパラメーターです。
- -t, --type auth
-
情報の種別(省略不可)
- auth
-
: ストレージ認証情報
- --id ID
-
ID(省略不可)
ストレージの認証情報を認識するためのIDです。
3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。
- [AUTH-OPTIONS]
-
ストレージ認証情報を設定するオプションです。
注意「サービスアカウント有効化(--enable-service-account)」を指定した場合、「Googleアプリケーション認証情報ファイル(--app-credentials FILE)」は指定できません。
Googleアプリケーション認証情報ファイルでの認証と「サービスアカウント有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。
- --app-credentials FILE
-
Googleアプリケーション認証情報ファイル(省略可)
Google Cloud Platformに接続するために、認証情報が記載されたjsonファイルの絶対パスを指定します。
255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
- --enable-service-account
-
サービスアカウント有効化(省略可)
Google Cloud Storageに接続する際、Google Compute Engine(GCE)に指定されたサービスアカウントを使用した認証を有効にするかどうかを指定します。
パラメーターを指定した場合、サービスアカウントを使用した認証が有効となります。この場合、Google Compute Engine(GCE)に紐づけられているサービスアカウントの認証情報を使用します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
= 備考 =HULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがGoogle Compute Engine(GCE)以外の環境にインストールされている場合、サービスアカウントを有効にすると転送時にエラーとなります。
補足
-
以下のように、パラメーターと設定値の間にはスペースまたはイコール(=)のどちらでも指定できます。
--parameter Value --parameter=Value
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パラメーターに「-h」または「--help」を指定すると、Usageが表示されます。