配信管理情報

オブジェクトストレージからオブジェクトをダウンロードするには、配信管理情報で以下の設定を行ってください。

ファイル名(FILENAME)

配信ファイルをオブジェクトストレージにダウンロードする場合、ダウンロード元のオブジェクトストレージに合わせて配信管理情報のファイル名に以下のようなパスを指定してください。

表5.5 配信管理情報の「ファイル名」に指定するパス

HULFT クラウドストレージオプション
Ver.8.5.0以前

HULFT クラウドストレージオプション
Ver.8.5.1以降

bs://コンテナ名/オブジェクト名

bs://コンテナ名/オブジェクト名
または
bs://配信ストレージ管理情報ID/オブジェクト名

配信ストレージ管理情報IDについての詳細は、「配信ストレージ管理情報の設定」を参照してください。

注意
  • パス名の最初の“bs://”の部分は、Azure Blob Storageに対応した固定文字列です。必ず小文字で指定してください。

  • パスの指定には"/"を使用してください。

  • ファイル名は、オブジェクトストレージのバケット名、コンテナ名、またはオブジェクト名として使用されます。

    オブジェクトストレージ側の仕様として、バケット名またはコンテナ名にはマルチバイト文字を指定できません。

HULFT クラウドストレージオプション Ver.8.5.0以降の場合、集信側ホストで集信ファイル名に$SNDFILEおよび$SNDPATHが指定された場合、配信ファイル名のバケット名は以下のように分割されます。

$SNDPATH

:

配信ファイル名のバケット名または配信ストレージ管理情報IDの後の"/"から最後の"/"まで

$SNDFILE

:

配信ファイル名の最後の"/"から後の部分

表5.6 動的指定の取得例

配信ファイル名

集信ファイル名(Linux)

$SNDPATH$SNDFILE

$SNDFILE

bs://container2/$SNDFILE

bs://container/hulft

/hulft

hulft

bs://container2/hulft

bs://container/hulft/cloud

/hulft/cloud

cloud

bs://container2/cloud

bs://container/hulft/cloud/op

/hulft/cloud/op

op

bs://container2/op

集信側ホストでの動作については、以下を参照してください。

集信側ホストがWindowsの場合

:

「集信管理情報」

集信側ホストがLinuxの場合

:

「集信管理情報」

配信ファイルの扱い(CLEAR)

“K(保存)”を指定してください。

 

上記以外の項目は、「オブジェクトストレージからダウンロードするときのHULFTの機能制限」を確認のうえ、運用に合わせて設定してください。