ストレージ認証情報のデフォルト情報の項目一覧

Azure Blob Storageのストレージ認証情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。

項目一覧

表7.7 ストレージ認証情報のデフォルト情報の項目

項目名

キー

値の形式

備考

ストレージ認証情報の配列

auth_info

array

 

デフォルト情報

default

boolean

 

Azureストレージアカウント

storage_account

string

1~255バイト以内

AzureストレージSASトークン

storage_sas_token

string

1~255バイト以内

Azureストレージキー

storage_key

string

1~255バイト以内

マネージドID有効化

enable_managed_id

boolean

 

各項目の説明

注意

管理情報のインポートを行う場合、「マネージドID有効化」を指定した際は、必ず「Azureストレージアカウント」を指定してください。また、「AzureストレージSASトークン」および「Azureストレージキー」は指定できません。

AzureストレージSASトークンおよびAzureストレージキーのどちらかを使用する認証を「共有キー認証」と呼びます。

「共有キー」認証を行う場合、AzureストレージアカウントまたはAzureストレージSASトークンのどちらかを設定してください。

両方設定した場合は、AzureストレージSASトークンの値が使用されます。

AzureストレージSASトークンまたはAzureストレージキーを使用する認証の「共有キー認証」と「マネージドID有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。

ストレージ認証情報の配列(auth_info)

ストレージ認証情報の配列(省略不可)

ストレージ認証情報の配列です。

ストレージ認証情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。

デフォルト情報(default)

デフォルト情報(省略不可)

ストレージ管理情報のデフォルト情報です。

管理情報のインポートを行う場合、“true”を指定してください。

Azureストレージアカウント(storage_account)

Azureストレージアカウント(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、アップロードするユーザーのストレージアカウント名です。

管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_ACCOUNT)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

AzureストレージSASトークン(storage_sas_token)

AzureストレージSASトークン(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、アクセス制御のためのトークンです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_SAS_TOKEN)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

Azureストレージキー(storage_key)

Azureストレージキー(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、クラウドサービスから提供されるAzureストレージキーです。

管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_KEY)に設定した値が使用されます。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

マネージドID有効化(enable_managed_id)

マネージドID有効化(省略可)

Microsoft Azureに接続する際、Azureリソース(Azure VM)のマネージドIDを使用した認証を有効にするかどうかを指定します。

管理情報のインポートを行う場合、マネージドIDを有効化する場合は“true”を指定してください。マネージドIDを使用した認証が有効となります。この場合、Azure Active Directory(Azure AD)に紐づけられている認証情報を使用します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはマネージドIDは無効となります。

管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。

登録されていない場合、何も出力されません。

= 備考 =

HULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがAzureリソース(Azure VM)以外の環境にインストールされている場合、マネージドIDを有効にすると転送時にエラーとなります。