システム動作環境設定

タイムアウトの設定

並列ダウンロード数が最大数に達した場合、後続のダウンロードは先行するダウンロードが1つ以上終了して並列ダウンロード数に空きが出るまで待機します。このとき、待機時間が長いとHULFTとの通信でのタイムアウトになります。このタイムアウトになるまでの時間には、以下の値が使用されます。

集信側ホストが指定した無通信タイムアウト値(*1) - 減算値(*2) (単位:秒)

*1

:

配信ファイルのオープン処理およびクローズ処理のタイミングでは、集信側ホストが指定した無通信タイムアウト値が不明なため、配信側ホストが指定した無通信タイムアウト値となります。
値が「分」の場合は「秒」に変換してから計算してください。

*2

:

減算値は以下のいずれかで値が小さい方を採用します。

  • 集信側ホストが指定した無通信タイムアウト値 × 0.1(単位:秒)

  • 10秒

 

無通信タイムアウトは以下のように指定します。

表2.11 機種別の無通信タイムアウト

配信側ホスト

設定

HULFT for zOS

システム動作環境設定の「集信ソケットリード待ち時間(RCV-TIMEOUT)」 (秒)

HULFT for IBMi

システム動作環境設定の「ソケットリードタイムアウト(SOCKTIME)」 (秒)

HULFT for Linux /AIX

システム動作環境設定の「ソケット通信応答待ち時間(socktime)」 (秒)

HULFT for Windows

システム動作環境設定の「ソケットリードタイムアウト(socktime)」 (秒)

 

オブジェクトストレージからのダウンロードで頻繁にタイムアウトエラーが発生する場合は、集信側ホストの無通信タイムアウトの設定を見直してください。