アップデート失敗時の対処

アップデートに失敗した場合の対処について説明します。

スタックのロールバック実行後に管理コンテナの起動が失敗する場合の対処

アップデート失敗によるスタックのロールバックが実行されても、データベースは自動でロールバックされないため、管理コンテナの起動に失敗します。

データベースをアップデートする前の状態にロールバックするには、「データベーススナップショットの作成」で作成したスナップショットを使用してください。

スナップショットのからの復元の詳細は、以下のAWS公式ドキュメントを参照してください。

「DB クラスターのスナップショットからの復元」(2024年12月1日)

 

スナップショットから復元する際は、元のDB環境と同じ設定で復元してください。

設定を変更すると、CloudFormationを利用したアップデートに失敗する場合があります。

詳細な手順は、以下のとおりです。

 

1. 起動している管理コンテナを停止します。

2. 手順1. が使用している以下の識別子を退避し、別の名前に変更します。

  • DBインスタンス識別子

  • DBクラスター識別子

3. 以下の設定でスナップショットを復元します。

  • DBインスタンス識別子およびDBクラスター識別子に任意の名前を指定

  • 以下の項目には手順2. で指定しているものと同じ値を指定します。

    • 接続

    • データベース認証

    • 追加

4. 手順3. で作成したDBのDBインスタンス識別子およびDBクラスター識別子を手順2. で退避した名前に変更します。

5. CloudFormationからロールバックを再開し、正常終了することを確認します。

CloudFormtaionが正常にロールバックした場合、この手順は不要です。

6. 不要になった手順2. のDBを削除します。