集信管理情報

集信管理情報画面では、集信するファイルのファイル情報を登録します。

項目一覧

集信管理情報には、以下の項目があります。

表2.2 集信管理情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

要否

備考

基本

ファイルID

 

英大文字数字、および“_”

必須

50バイト以内

表示名

 

文字

必須

1024文字以内

コメント

 

文字

任意

1024文字以内

集信ファイル

集信ファイル名

 

文字、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数

必須

4085バイト以内

登録モード

置き換え

置き換え、新規作成、追加

選択必須

 

オーナー名

 

英数字、“.”、“_”、および“-”。ただし、先頭に“_”は使用不可

任意(*1)

14バイト以内

 

 

 

読み込み権限

読み込み権限あり

読み込み権限あり、読み込み権限なし

選択必須

 

書き込み権限

書き込み権限あり

書き込み権限あり、書き込み権限なし

選択必須

 

実行権限

実行権限なし

実行権限あり、実行権限なし

選択必須

 

グループ名

 

英数字、“.”、“_”、および“-”。ただし、先頭に“_”は使用不可

任意(*1)

14バイト以内

 

 

 

読み込み権限

読み込み権限あり

読み込み権限あり、読み込み権限なし

選択必須

 

書き込み権限

書き込み権限あり

書き込み権限あり、書き込み権限なし

選択必須

 

実行権限

実行権限なし

実行権限あり、実行権限なし

選択必須

 

その他のメンバー

 

 

任意

 

 

 

 

読み込み権限

読み込み権限あり

読み込み権限あり、読み込み権限なし

選択必須

 

書き込み権限

書き込み権限あり

書き込み権限あり、書き込み権限なし

選択必須

 

実行権限

実行権限なし

実行権限あり、実行権限なし

選択必須

 

通信

転送グループID

 

英数字、“_”、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数のみ

任意

50バイト以内

集信完了通知

受信完了

受信完了、正常時ジョブ完了

選択必須

 

異常時の処理

削除

削除、保存、復元

選択必須

 

データ検証

しない

しない、SHA256

選択必須

 

コード変換

転送コードセット

システム

システム、UTF-8、Shift-JIS、EUC-JP、CB18030

選択必須

 

日本語規格

システム

システム、JIS83、JIS78

選択必須

 

ジョブ

正常時ジョブID

 

英数字、“_”、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数のみ

任意

50バイト以内

異常時ジョブID

 

英数字、および“_”

任意

50バイト以内

セキュリティ

暗号キーの種類

ASCII

ASCII、16進数

選択必須

 

暗号キー(ASCII)

 

英数字

任意

8~20バイト

暗号キー (16進数)

 

16進数の文字列

任意

16~40桁の16進数の文字列

有効期間

 

日時

任意

 

要求の受付時間帯

 

時刻

任意

 

管理情報の権限

ユーザーグループID/ユーザーID

(ログインユーザーID)

 

選択必須

(*2)

管理情報の権限

所有者

所有者、更新者、実行者、閲覧者、監視者

選択必須

 

*1

:

オーナー名グループ名は両方指定するか、両方省略してください。

読み込み権限、書き込み権限および実行権限の有無を指定してください。

*2

:

ユーザーグループIDを追加したい場合は、ユーザーグループを追加ボタンをクリックします。管理情報の権限追加ダイアログにてユーザーグループID管理情報の権限を設定してください。

ユーザーIDを追加したい場合は、ユーザーを追加ボタンをクリックします。管理情報の権限追加ダイアログにてユーザーID管理情報の権限を設定してください。

各項目の説明

集信管理情報に設定する各項目について説明します。

基本

ファイルID

集信するファイルを認識するためのID

表示名

集信管理情報に対するわかりやすい名称

コメント

集信するファイルに対するコメント

集信ファイル

集信ファイル名

ストレージ上に格納する集信ファイル

集信ファイル名にAmazon S3上にあるファイル名を指定する場合は、以下のとおり入力してください。

s3://<bucket>/<object>

バケット名(<bucket>)およびオブジェクトキー名(<object>)の名称は以下のAWSの仕様に従ってください。

 

Amazon S3にファイルをアップロードしたい場合は、IAMロールにAmazon S3を使用する権限を付加する必要があります。

EC2での環境構築でAmazon S3に使用する権限を付加していない場合は、Amazon S3にアクセス権限を付加してください。

詳細は、「スタートアップガイド(EC2)」の「導入後の設定」の「Amazon S3へのアクセス権限の付加」を参照してください。

 

Amazon S3からファイルをダウンロードする場合の機能制限があります。

詳細は、「アドミニストレーション ガイド」の「運用上の注意点」の「オブジェクトストレージの機能制限」を参照してください。

注意

集信ファイル名には、管理コンテナおよび転送コンテナが導入されているリージョンのファイルを設定してださい。

登録モード

集信するファイルの登録方法

新規作成

: 集信ファイルを新規に作成。同名のファイルがすでに存在している場合はエラー

置き換え

: 既存のファイル内容を受信データに置き換え。ファイルが存在しない場合は新規に作成

追加

: 既存ファイルの最後に受信データを追加。ファイルが存在しない場合は新規に作成

オーナー名

集信ファイルの所有者

転送コンテナに登録されている所有者名を設定してください。

オーナー名に対して、以下の権限を指定します。

  • 読み込み権限

  • 書き込み権限

  • 実行権限

注意
  • オーナー名グループ名は両方指定するか、両方省略してください。

  • オーナー名を省略した場合、転送コンテナを起動したユーザー名で集信ファイルが作成されます。

グループ名

集信ファイルのグループ名

転送コンテナに登録されているグループ名を設定してください。

グループ名に対して、以下の権限を指定します。

  • 読み込み権限

  • 書き込み権限

  • 実行権限

注意
  • オーナー名グループ名は両方指定するか、両方省略してください。

  • オーナー名を省略した場合、転送コンテナを起動したユーザー名で集信ファイルが作成されます。

その他のメンバー

集信ファイルのその他のメンバー

その他のメンバーに対して、以下の権限を指定します。

  • 読み込み権限

  • 書き込み権限

  • 実行権限

通信

転送グループID

集信ファイルの転送グループID

転送グループIDの詳細は「転送グループ情報」を参照してください。

= 備考 =

相手ホストの未登録ホストからの要求受付設定機能の状況により、転送グループIDが必須となる場合があります。

状況に応じて、転送グループIDを設定してください。

相手ホストのシステム動作環境設定について、以下の項目の設定をご確認ください。

  • 相手ホストがHULFT10 for Windows/Linux/AIX/IBMi/zOSの場合

    • 転送グループチェック

  • 相手ホストがHULFT10 for Container ServicesおよびHULFT10 for Container Platformの場合

    • 接続元ホストの検証

    • 転送グループチェック

集信完了通知

配信側ホストへの集信完了通知

受信完了

: 受信完了後に通知

正常時ジョブ完了

: 集信後正常時ジョブ完了後に通知

異常時の処理

集信に失敗したときの集信ファイルの処理

削除

: 集信ファイルを削除

保存

: 集信が失敗した時点の集信ファイルを保持

復元

: 集信開始前に集信ファイルをバックアップし、集信が失敗したらバックアップを復元

集信開始前に集信ファイルが存在しなかった場合は“削除”と同じ動作

データ検証

集信するファイルに対するデータ検証の有無

しない

: データ検証を行わない

SHA256

: SHA256でデータ検証を行う

コード変換

転送コードセット

自ホストの文字コード

システム

: システム動作環境設定の転送コードセットの設定値

UTF-8

: UTF-8

Shift-JIS

: Shift-JIS

EUC-JP

: EUC-JP

GB18030

: GB18030

日本語規格

転送コードセットで指定した文字コードのJIS年度

日本語コード変換の場合のみ、設定値が有効となります。

システム

: システム動作環境設定の日本語規格の設定値

JIS83

: JIS 83年度

JIS78

: JIS 78年度

ジョブ

正常時ジョブID

ファイルの集信が正常終了したときに起動するジョブID

ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報」を参照してください。

省略すると、ジョブは起動されません。

異常時ジョブID

ファイルの集信が異常終了したときに起動するジョブID

ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報」を参照してください。

省略すると、ジョブは起動されません。

セキュリティ

暗号キーの種類

データを暗号化するキーの種類

ASCII

16進数

= 備考 =
  • HULFT10 for Container ServicesとHULFT10 for Container Platformは、AESは標準機能となっています。

    その他の機種ではAESはオプションです。

    相手ホストがHULFT10の場合、HULFT10 Cipher Option(AES)が導入されている必要があります。

    相手ホストがHULFT8の場合、HULFT8 Cipher Option(AES)が導入されている必要があります。

  • HULFT10 for Container ServicesとHULFT10 for Container Platformは、高強度暗号強制モードに対応していません。

    このため、相手ホストが以下のいずれかの場合、“ASCII”を選択してください。

    • HULFT10 for Windows

    • HULFT10 for Linux

    • HULFT8 for Windows

    • HULFT8 for Linux

  • 相手ホストが以下のいずれかの場合のみ、“16進数”が使用できます。

    • HULFT10 for Container Services

    • HULFT10 for Container Platform

暗号キー(ASCII)

データを暗号化するキー(ASCII)

暗号キーの種類で“ASCII”を指定した場合のみ、設定できます。

8バイトから20バイトの英数字で指定します。

集信するファイルにセキュリティをかけることができます。相手ホストの配信管理情報に設定されている暗号キーと同じ暗号キーを設定してください。

省略すると、ファイルは暗号化されません。

暗号キー (16進数)

データを暗号化するキー(16進数)

暗号キーの種類で“16進数”を指定した場合のみ、設定できます。

16桁から40桁の16進数で指定します。

集信するファイルにセキュリティをかけることができます。相手ホストの配信管理情報に設定されている暗号キーと同じ暗号キーを設定してください。

省略すると、ファイルは暗号化されません。

有効期間

集信管理情報の有効期間

開始日時を省略すると、集信管理情報を登録した日時から有効となります。

終了日時を省略すると、集信管理情報が削除されるまで有効となります。

要求の受付時間帯

集信管理情報に対する要求を受付する時間帯

省略すると、集信管理情報の有効期間内のすべての日時で要求を受け付けます。

管理情報の権限

ユーザーグループID/ユーザーID

集信管理情報に対する権限を保持している、ユーザーグループおよびユーザーのID

管理情報の権限

ユーザーグループIDおよびユーザーIDの、集信管理情報に対する権限

所有者

: 管理情報に対してすべての操作が可能なユーザー

更新者

: 管理情報の情報を更新可能なユーザー

実行者

: 管理情報を使用して、転送を開始できるユーザー

閲覧者

: 管理情報を参照できるユーザー

監視者

: 履歴だけを参照できるユーザー

管理情報を新規作成した場合、所有者が初期値となります。

管理情報の権限の詳細は、「用語集」を参照してください。