集信管理情報
集信管理情報画面では、集信するファイルのファイル情報を登録します。
項目一覧
集信管理情報には、以下の項目があります。
項目名 |
初期値 |
設定値 |
要否 |
備考 |
|
---|---|---|---|---|---|
基本 |
|||||
|
英大文字数字、および“_” |
必須 |
50バイト以内 |
||
|
文字 |
必須 |
1024文字以内 |
||
|
文字 |
任意 |
1024文字以内 |
||
集信ファイル |
|||||
|
文字、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数 |
必須 |
4085バイト以内 |
||
置き換え |
置き換え、新規作成、追加 |
選択必須 |
|
||
|
英数字、“.”、“_”、および“-”。ただし、先頭に“_”は使用不可 |
任意(*1) |
14バイト以内 |
||
|
読み込み権限 |
読み込み権限あり |
読み込み権限あり、読み込み権限なし |
選択必須 |
|
書き込み権限 |
書き込み権限あり |
書き込み権限あり、書き込み権限なし |
選択必須 |
|
|
実行権限 |
実行権限なし |
実行権限あり、実行権限なし |
選択必須 |
|
|
|
英数字、“.”、“_”、および“-”。ただし、先頭に“_”は使用不可 |
任意(*1) |
14バイト以内 |
||
|
読み込み権限 |
読み込み権限あり |
読み込み権限あり、読み込み権限なし |
選択必須 |
|
書き込み権限 |
書き込み権限あり |
書き込み権限あり、書き込み権限なし |
選択必須 |
|
|
実行権限 |
実行権限なし |
実行権限あり、実行権限なし |
選択必須 |
|
|
|
|
任意 |
|
||
|
読み込み権限 |
読み込み権限あり |
読み込み権限あり、読み込み権限なし |
選択必須 |
|
書き込み権限 |
書き込み権限あり |
書き込み権限あり、書き込み権限なし |
選択必須 |
|
|
実行権限 |
実行権限なし |
実行権限あり、実行権限なし |
選択必須 |
|
|
通信 |
|||||
|
英数字、“_”、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数のみ |
任意 |
50バイト以内 |
||
受信完了 |
受信完了、正常時ジョブ完了 |
選択必須 |
|
||
削除 |
削除、保存、復元 |
選択必須 |
|
||
しない |
しない、SHA256 |
選択必須 |
|
||
コード変換 |
|||||
システム |
システム、UTF-8、Shift-JIS、EUC-JP、CB18030 |
選択必須 |
|
||
システム |
システム、JIS83、JIS78 |
選択必須 |
|
||
ジョブ |
|||||
|
英数字、“_”、または${HULFT_転送変数名}形式の転送変数のみ |
任意 |
50バイト以内 |
||
|
英数字、および“_” |
任意 |
50バイト以内 |
||
セキュリティ |
|||||
ASCII |
ASCII、16進数 |
選択必須 |
|
||
|
英数字 |
任意 |
8~20バイト |
||
|
16進数の文字列 |
任意 |
16~40桁の16進数の文字列 |
||
|
日時 |
任意 |
|
||
|
時刻 |
任意 |
|
||
管理情報の権限 |
|||||
(ログインユーザーID) |
|
選択必須 |
(*2) |
||
所有者 |
所有者、更新者、実行者、閲覧者、監視者 |
選択必須 |
|
*1 |
: |
オーナー名とグループ名は両方指定するか、両方省略してください。 読み込み権限、書き込み権限および実行権限の有無を指定してください。 |
*2 |
: |
ユーザーグループIDを追加したい場合は、ユーザーグループを追加ボタンをクリックします。管理情報の権限追加ダイアログにてユーザーグループIDと管理情報の権限を設定してください。 ユーザーIDを追加したい場合は、ユーザーを追加ボタンをクリックします。管理情報の権限追加ダイアログにてユーザーIDと管理情報の権限を設定してください。 |
各項目の説明
集信管理情報に設定する各項目について説明します。
基本
集信ファイル
- 集信ファイル名
-
ストレージ上に格納する集信ファイル
集信ファイル名にAmazon S3上にあるファイル名を指定する場合は、以下のとおり入力してください。
s3://<bucket>/<object>
バケット名(<bucket>)およびオブジェクトキー名(<object>)の名称は以下のAWSの仕様に従ってください。
-
「バケットの名前付け」(2024年6月1日現在)
-
「オブジェクトキー名の作成」(2024年6月1日現在)
Amazon S3にファイルをアップロードしたい場合は、IAMロールにAmazon S3を使用する権限を付加する必要があります。
EC2での環境構築でAmazon S3に使用する権限を付加していない場合は、Amazon S3にアクセス権限を付加してください。
詳細は、「スタートアップガイド(EC2)」の「導入後の設定」の「Amazon S3へのアクセス権限の付加」を参照してください。
Amazon S3からファイルをダウンロードする場合の機能制限があります。
詳細は、「アドミニストレーション ガイド」の「運用上の注意点」の「オブジェクトストレージの機能制限」を参照してください。
注意集信ファイル名には、管理コンテナおよび転送コンテナが導入されているリージョンのファイルを設定してださい。
-
- 登録モード
-
集信するファイルの登録方法
- 新規作成
-
: 集信ファイルを新規に作成。同名のファイルがすでに存在している場合はエラー
- 置き換え
-
: 既存のファイル内容を受信データに置き換え。ファイルが存在しない場合は新規に作成
- 追加
-
: 既存ファイルの最後に受信データを追加。ファイルが存在しない場合は新規に作成
- オーナー名
-
集信ファイルの所有者
転送コンテナに登録されている所有者名を設定してください。
オーナー名に対して、以下の権限を指定します。
-
読み込み権限
-
書き込み権限
-
実行権限
注意-
オーナー名とグループ名は両方指定するか、両方省略してください。
-
オーナー名を省略した場合、転送コンテナを起動したユーザー名で集信ファイルが作成されます。
-
- グループ名
-
集信ファイルのグループ名
転送コンテナに登録されているグループ名を設定してください。
グループ名に対して、以下の権限を指定します。
-
読み込み権限
-
書き込み権限
-
実行権限
注意-
オーナー名とグループ名は両方指定するか、両方省略してください。
-
オーナー名を省略した場合、転送コンテナを起動したユーザー名で集信ファイルが作成されます。
-
- その他のメンバー
-
集信ファイルのその他のメンバー
その他のメンバーに対して、以下の権限を指定します。
-
読み込み権限
-
書き込み権限
-
実行権限
-
通信
- 転送グループID
-
集信ファイルの転送グループID
転送グループIDの詳細は「転送グループ情報」を参照してください。
= 備考 =相手ホストの未登録ホストからの要求受付設定機能の状況により、転送グループIDが必須となる場合があります。
状況に応じて、転送グループIDを設定してください。
相手ホストのシステム動作環境設定について、以下の項目の設定をご確認ください。
-
相手ホストがHULFT10 for Windows/Linux/AIX/IBMi/zOSの場合
-
転送グループチェック
-
-
相手ホストがHULFT10 for Container ServicesおよびHULFT10 for Container Platformの場合
-
接続元ホストの検証
-
転送グループチェック
-
-
- 集信完了通知
-
配信側ホストへの集信完了通知
- 受信完了
-
: 受信完了後に通知
- 正常時ジョブ完了
-
: 集信後正常時ジョブ完了後に通知
- 異常時の処理
-
集信に失敗したときの集信ファイルの処理
- 削除
-
: 集信ファイルを削除
- 保存
-
: 集信が失敗した時点の集信ファイルを保持
- 復元
-
: 集信開始前に集信ファイルをバックアップし、集信が失敗したらバックアップを復元
集信開始前に集信ファイルが存在しなかった場合は“削除”と同じ動作
- データ検証
-
集信するファイルに対するデータ検証の有無
- しない
-
: データ検証を行わない
- SHA256
-
: SHA256でデータ検証を行う
コード変換
- 転送コードセット
-
自ホストの文字コード
- システム
-
: システム動作環境設定の転送コードセットの設定値
- UTF-8
-
: UTF-8
- Shift-JIS
-
: Shift-JIS
- EUC-JP
-
: EUC-JP
- GB18030
-
: GB18030
- 日本語規格
-
転送コードセットで指定した文字コードのJIS年度
日本語コード変換の場合のみ、設定値が有効となります。
- システム
-
: システム動作環境設定の日本語規格の設定値
- JIS83
-
: JIS 83年度
- JIS78
-
: JIS 78年度
ジョブ
- 正常時ジョブID
-
ファイルの集信が正常終了したときに起動するジョブID
ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報」を参照してください。
省略すると、ジョブは起動されません。
- 異常時ジョブID
-
ファイルの集信が異常終了したときに起動するジョブID
ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報」を参照してください。
省略すると、ジョブは起動されません。
セキュリティ
- 暗号キーの種類
-
データを暗号化するキーの種類
ASCII
16進数
= 備考 =-
HULFT10 for Container ServicesとHULFT10 for Container Platformは、AESは標準機能となっています。
その他の機種ではAESはオプションです。
相手ホストがHULFT10の場合、HULFT10 Cipher Option(AES)が導入されている必要があります。
相手ホストがHULFT8の場合、HULFT8 Cipher Option(AES)が導入されている必要があります。
-
HULFT10 for Container ServicesとHULFT10 for Container Platformは、高強度暗号強制モードに対応していません。
このため、相手ホストが以下のいずれかの場合、“ASCII”を選択してください。
-
HULFT10 for Windows
-
HULFT10 for Linux
-
HULFT8 for Windows
-
HULFT8 for Linux
-
-
相手ホストが以下のいずれかの場合のみ、“16進数”が使用できます。
-
HULFT10 for Container Services
-
HULFT10 for Container Platform
-
-
- 暗号キー(ASCII)
-
データを暗号化するキー(ASCII)
暗号キーの種類で“ASCII”を指定した場合のみ、設定できます。
8バイトから20バイトの英数字で指定します。
集信するファイルにセキュリティをかけることができます。相手ホストの配信管理情報に設定されている暗号キーと同じ暗号キーを設定してください。
省略すると、ファイルは暗号化されません。
- 暗号キー (16進数)
-
データを暗号化するキー(16進数)
暗号キーの種類で“16進数”を指定した場合のみ、設定できます。
16桁から40桁の16進数で指定します。
集信するファイルにセキュリティをかけることができます。相手ホストの配信管理情報に設定されている暗号キーと同じ暗号キーを設定してください。
省略すると、ファイルは暗号化されません。
- 有効期間
-
集信管理情報の有効期間
開始日時を省略すると、集信管理情報を登録した日時から有効となります。
終了日時を省略すると、集信管理情報が削除されるまで有効となります。
- 要求の受付時間帯
-
集信管理情報に対する要求を受付する時間帯
省略すると、集信管理情報の有効期間内のすべての日時で要求を受け付けます。
管理情報の権限
- ユーザーグループID/ユーザーID
-
集信管理情報に対する権限を保持している、ユーザーグループおよびユーザーのID
- 管理情報の権限
-
ユーザーグループIDおよびユーザーIDの、集信管理情報に対する権限
- 所有者
-
: 管理情報に対してすべての操作が可能なユーザー
- 更新者
-
: 管理情報の情報を更新可能なユーザー
- 実行者
-
: 管理情報を使用して、転送を開始できるユーザー
- 閲覧者
-
: 管理情報を参照できるユーザー
- 監視者
-
: 履歴だけを参照できるユーザー
管理情報を新規作成した場合、所有者が初期値となります。
管理情報の権限の詳細は、「用語集」を参照してください。