Amazon S3を使用するための権限

バケットとオブジェクトに対するアクセス権限

Amazon S3にオブジェクトをアップロード、またはAmazon S3からオブジェクトをダウンロードするユーザーに、バケットおよびオブジェクトに対する権限を付与してください。

下表に示す権限をIAM、ACL、またはバケットポリシーで設定します。設定方法はAWSが提供しているドキュメントを参照してください。

アップロード機能を利用する場合、集信管理情報の登録モードが“新規作成”のときと“置き換え”のときで必要な権限が異なります。

表2.1 オブジェクトのアップロードに必要な権限

集信管理情報
 

権限

IAM

ACL

バケットポリシー

登録モード

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

新規作成

ListBucket

PutObject

(なし)

オブジェクトの一覧
オブジェクトの書き込み

ListBucket

PutObject

置き換え

(なし)

PutObject

(なし)

オブジェクトの書き込み

(なし)

PutObject

表2.2 オブジェクトのダウンロードに必要な権限

権限

IAM

ACL

バケットポリシー

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

ListBucket(*1)

GetObject

(なし)

オブジェクトの読み取り

(なし)

GetObject

*1

:

オブジェクトが存在しない場合はエラーとなります。

また、バケットにListBucketの権限が付与されていない場合は権限エラーとなります。権限エラーとならないためにも、バケットにはListBucketの権限を設定することをお勧めします。

 

また、転送をキャンセルする場合は上記に加えて以下の権限が必要です。

表2.3 転送キャンセルに必要な権限

権限

IAM

ACL

バケットポリシー

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

バケット

オブジェクト

(なし)

AbortMultipartUpload

(なし)

(なし)

(なし)

AbortMultipartUpload