VEARN-8515

HULFT for zOSとの転送で、転送データに「UTF-8機種依存文字」が含まれる場合、「Unicode Consortium準拠」ではなく「Microsoft準拠」の文字に変換される

現象

HULFT for zOSとのテキスト転送で集信側変換の場合、転送データの「UTF-8機種依存文字」に該当する文字が、「Unicode Consortium準拠」ではなく「Microsoft準拠」の文字に変換されます。

変換結果は、以下のとおりです。

 

変換前

 

変換後(誤)

IBM漢字

 

集信側ホストが
Windows/IBMi/zOSの場合
(Microsoft準拠の場合)

字体

文字コード

 

字体

文字コード

0x43A1

 

U+FF5E
(0xEFBD9E)

0x447C

集信側変換

U+2225
(0xE288A5)

0x4260

 

U+FF0D
(0xEFBC8D)

¢

0x434A

 

U+FFE0
(0xEFBFA0)

 

 

障害レベル

A: 致命的

対象バージョン

Ver.10.4.0~Ver.10.5.0

修正バージョン

Ver.10.6.0

発生条件

以下の【条件1】または【条件2】のいずれかを満たすと発生します。

【条件1】

以下の条件をすべて満たすと発生します。

【配信側ホスト】

  • 配信側ホストが以下のいずれか

    • HULFT10 for zOS Ver.10.2.1

    • HULFT8 for zOS Ver.8.1.0以降

  • 配信管理情報の転送タイプ(TRANSTYPE)に“T(テキストデータ)”を指定

  • 配信管理情報のコード変換(CODE-CONV)に“R(集信側ホストで変換)”を指定

  • 配信ファイルのデータにUTF-8機種依存文字が含まれる

 

【集信側ホスト(自ホスト)】

  • システム動作環境設定の転送コードセットに“UTF-8”を指定

  • 集信管理情報の転送コードセットに“システム”を指定

  • 詳細ホスト情報に登録した配信側ホストのホスト種に“汎用機”を指定

  • 詳細ホスト情報に登録した配信側ホストの転送コードセットに“IBM漢字”を指定

 

【条件2】

以下の条件をすべて満たすと発生します。

【配信側ホスト】

  • 配信側ホストが以下のいずれか

    • HULFT10 for zOS Ver.10.2.1

    • HULFT8 for zOS Ver.8.1.0以降

  • 配信管理情報の転送タイプ(TRANSTYPE)に“T(テキストデータ)”を指定

  • 配信管理情報のコード変換(CODE-CONV)に“R(集信側ホストで変換)”を指定

  • 配信ファイルのデータにUTF-8機種依存文字が含まれる

 

【集信側ホスト(自ホスト)】

  • 集信管理情報の転送コードセットに“UTF-8”を指定

  • 詳細ホスト情報に登録した配信側ホストのホスト種に“汎用機”を指定

  • 詳細ホスト情報に登録した配信側ホストの転送コードセットに“IBM漢字”を指定

代替方法

配信側変換を行うことで、Unicode Consortium準拠の文字に変換が可能です。

以下の設定を行い、再度転送を行ってください。

【配信側ホスト】

  • 配信管理情報のコード変換(CODE-CONV)に“S(配信側ホストで変換)”を指定

修正後

転送データの「UTF-8機種依存文字」が、「Unicode Consortium準拠」の文字に変換されます。

変換結果は、以下のとおりです。

 

変換前

 

変換後(正)

IBM漢字

 

集信側ホストが
UNIX/Linux/NonStop/Containerの場合
(Unicode Consortium準拠の場合)

字体

文字コード

 

字体

文字コード

0x43A1

 

U+301C
(0xE3809C)

0x447C

集信側変換

U+2016
(0xE28096)

0x4260

 

U+2212
(0xE28892)

¢

0x434A

 

¢

U+00A2
(0xC2A2)