VEARN-6912

転送コンテナが複数起動していても、特定の転送コンテナに処理が集中してしまう場合がある

現象

転送コンテナが複数起動していても、特定の転送コンテナに処理が集中してしまう場合があります。

このため、処理の負荷分散が正常に動作しません。

障害レベル

B: 高度

対象バージョン

Ver.10.3.0

修正バージョン

Ver.10.4.0

発生条件

【条件1】、【条件2】または【条件3】のいずれかを満たすと発生する場合があります。

 

【条件1】

以下の条件をすべて満たすと発生します。

  • 転送コンテナが複数起動している

  • HULFT管理画面またはAPIにて、以下のいずれかの要求発行を実施

    • 配信要求

    • 集信要求

【条件2】

以下の条件をすべて満たすと発生する場合があります。

  • 転送コンテナが複数起動している

  • 導入時のHulftリソースの登録時、Custom Resouceのtransfer.websocket.allowExternalAccessを“true”にしてRouteを作成

  • 上記のRouteを経由して以下のいずれかの処理の受付を実施

    • 集信

    • 集信要求

【条件3】

以下の条件をすべて満たすと発生する場合があります。

  • 転送コンテナが複数起動している

  • 導入時のHulftリソースの登録時、Custom Resouceの「transfer.observe.websocket.allowExternalAccess」を“true”にしてRouteを作成

  • 上記のRouteを経由して送信要求の処理の受付を実施

代替方法

ありません。

修正後

上記条件を満たした場合、特定の転送コンテナに処理は集中せず、複数の転送コンテナに処理が分散されます。

その結果、処理の負荷分散が正常に行われます。