システム動作環境設定
システム動作環境設定では、HULFT10 for Container Platformの動作環境を登録します。
項目一覧
システム動作環境設定には、以下の項目があります。
項目名 |
初期値 |
設定値 |
備考 |
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基本 |
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通信 |
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英数字、“-”、および“.”のみ |
255バイト以内 |
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5 |
0~9999の値。未入力の場合は5 |
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20 |
0~9999の値。未入力の場合は20 |
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3600 |
10~259200の値。未入力の場合は3600 |
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0 |
0、または4096~2147483647の値。未入力の場合は0 |
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0 |
0、または4096~2147483647の値。未入力の場合は0 |
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セキュリティ |
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AES |
AES |
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転送グループに接続元ホストが含まれていない場合はエラーとする |
転送グループに接続元ホストが含まれていない場合はエラーとする 転送グループに接続元ホストが含まれていない場合はエラーとしない |
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管理情報に転送グループIDが未設定の場合はエラーとする |
管理情報に転送グループIDが未設定の場合はエラーとする 管理情報に転送グループIDが未設定の場合はエラーとしない |
(*1) |
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転送変数 |
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転送変数の置き換えを有効にする |
転送変数の置き換えを有効にする 転送変数の置き換えを有効にしない |
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転送変数の置き換えを有効にする |
転送変数の置き換えを有効にする 転送変数の置き換えを有効にしない |
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転送変数の置き換えを有効にする |
転送変数の置き換えを有効にする 転送変数の置き換えを有効にしない |
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圧縮 | |||
圧縮なし |
共通圧縮方式 圧縮なし |
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エラー管理 |
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ファイル |
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異常終了とし、異常時ジョブを実行 |
異常終了とし、異常時ジョブを実行 正常終了とし、正常時ジョブを実行 |
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ロックが解除されるまで待つ |
ロックが解除されるまで待つ 集信ファイルがロックされている場合エラー |
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通信 |
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接続リトライ |
接続リトライ、エラー |
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再配信 |
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0 |
0~9 |
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ファイルID、ホストIDが一致 |
ファイルID、ホストIDが一致 ファイルID、ホストID、ファイル名が一致 |
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コード変換 |
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文字コード |
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UTF-8 |
UTF-8、Shift-JIS、EUC-JP、GB18030 |
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JIS83 |
JIS83、JIS78 |
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Web API |
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セキュリティ |
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配信要求の動的パラメーター指摘を有効にする |
配信要求の動的パラメーター指摘を有効にする 配信要求の動的パラメーター指摘を有効にしない |
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*1 |
: |
接続元ホストの検証を有効にした場合のみ設定します。 |
各項目の説明
システム動作環境設定に設定する各項目について説明します。
基本
- 通信
-
- 自ホスト名
-
HULFT10 for Container Platformのホスト名
HULFT10 for Container Platformを環境構築した際に、初期値としてコンテナの転送で使用する自ホスト名が登録されます。
- ソケット接続リトライ回数
-
ソケット接続に失敗したときの再接続を試みる回数
“0”を指定した場合、再接続は行いません。
- ソケット接続リトライ待ち時間
-
ソケット接続に失敗したときの再接続を試みるまでの待ち時間
秒単位で指定します。
また、自動再配信を行うまでの自動再配信待ち状態の時間を指定します。
- ソケット通信応答待ち時間
-
ソケット通信中に相手ホストから応答がない場合のタイムアウト時間
秒単位で指定します。
タイムアウトした場合は、通信異常と判断して通信を切断します。
ネットワークの異常を検知するための時間なので、ご使用のネットワークに適した値を設定してください。
- ソケット送信バッファサイズ
-
ソケット通信を行うときの送信サイズ
バイト単位で指定します。
“0”を指定すると、環境(Container)に設定されている値で動作します。
- ソケット受信バッファサイズ
-
ソケット通信を行うときの受信サイズ
バイト単位で指定します。
“0”を指定すると、環境(Container)に設定されている値で動作します。
- セキュリティ
-
- 暗号化方式
-
暗号化する場合の方式
- AES
-
: AES暗号
- 接続元ホストの検証
-
HULFT10 for Container Platformに接続したホストの検証
転送グループに接続元ホストが含まれているかどうかを検証します。
転送グループに接続元ホストが含まれていない場合はエラーとするチェックボックスをチェックすると、接続元ホストが指定された管理情報に転送グループIDが登録されていない場合は転送エラーとなります。
- 転送グループチェック
-
転送グループが指定されているかどうかの検証
接続元ホストの検証を有効にした場合のみ設定が可能です。
管理情報に転送グループIDが指定されているかどうかの検証を行います。
管理情報に転送グループIDが未設定の場合はエラーとするチェックボックスをチェックすると、転送グループIDが未設定の場合に転送エラーとなります。
- 転送変数
-
- 配信管理
-
転送変数の置き換えの有効設定
配信管理情報の設定値が転送変数の場合、転送変数への置き換えを有効にするかどうかを設定します。
転送変数の置き換えを有効にするチェックボックスをチェックすると、配信管理情報の転送変数が設定された項目について、動的に指定された値に置き換えられます。
- 集信管理
-
転送変数の置き換えの有効設定
集信管理情報の設定値が転送変数の場合、転送変数への置き換えを有効にするかどうかを設定します。
転送変数の置き換えを有効にするチェックボックスをチェックすると、集信管理情報の転送変数が設定された項目について、動的に指定された値に置き換えられます。
- ジョブ起動
-
転送変数の置き換えの有効設定
ジョブ起動情報の設定値が転送変数の場合、転送変数への置き換えを有効にするかどうかを設定します。
転送変数の置き換えを有効にするチェックボックスをチェックすると、ジョブ起動情報の転送変数が設定された項目について、動的に指定された値に置き換えられます。
- 圧縮
エラー管理
- ファイル
-
- 配信転送後異常時の処置
-
配信ファイルの異常の際の転送結果の扱い
配信ファイルのクリア、または配信ファイルの削除が異常終了した場合の扱いとして、以下のいずれかを指定します。
-
異常終了とし、異常時ジョブを実行
-
正常終了とし、正常時ジョブを実行
以下の場合にこの項目での設定内容が適用されます。
-
配信管理情報の配信ファイルの扱いに“クリア”を指定し、配信ファイルのクリアが異常終了した場合
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配信管理情報の配信ファイルの扱いに“削除”を指定し、配信ファイルの削除が異常終了した場合
-
- 集信オープンモード
-
集信ファイルの排他制御の処理を指定
集信ファイルの排他制御について、以下のいずれかの処理を指定します。
-
集信ファイルがロックされている場合エラー
-
ロックが解除されるまで待つ
-
- 通信
- 再配信
-
- 自動再配信リトライ回数
-
自動再配信を試みる回数
配信処理中または集信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数を指定します。
“0”を設定した場合、自動再配信は行いません。
- 再配信待ちキューの削除条件
-
再配信待ちキューからの削除条件
再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、および転送が異常終了したときに、再配信待ちキューから再配信待ちレコードが削除される条件を指定します。
ファイルID、ホストIDが一致
:
ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除
ファイルID、ホストID、ファイル名が一致
:
ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除
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