用語集

HULFT10

HULFT10は、以下の製品の総称です。

  • HULFT10 for Linux/AIX

  • HULFT10 for Windows

  • HULFT10 for IBMi

  • HULFT10 for zOS

  • HULFT10 for Container Services

  • HULFT10 for Container Platform

HULFT10 for Container Platform

HULFT10 for Container Platformは、Red Hat OpenShift Container Platform上のコンテナによりシステムが構築された環境に対応したHULFTです。

管理情報

集信や配信などのファイル転送に必要な設定情報の総称です。

管理情報には、以下の種類があります。

  • 配信管理情報

  • 集信管理情報

  • ジョブ起動情報

  • 詳細ホスト情報

  • 転送グループ情報

ユーザーの権限

HULFT10では、ユーザーの権限が以下の4種類あります。

管理者

管理者は、HULFT10のすべての機能について制限なく操作できます。

管理情報が削除され、権限が紐づいていない状態になった履歴や、 管理情報の権限の所有者が退職などにより不在になった場合でも操作できます。

転送管理者

転送管理者は、HULFT10全体の運用に影響がある以下の操作を行うことができます。

  • ユーザーグループに関する操作

  • システム動作環境設定の更新

  • 既存の管理情報の権限に設定された操作

  • 管理情報の新規作成

メンバー

メンバーは、各管理画面に設定された管理情報の権限の範囲で操作を行うことができます。

転送コンテナ

転送コンテナは、転送コンテナを動かすことができます。

以下の権限があります。

  • すべての管理情報の読み込み

  • 履歴の書き込み

管理情報の権限

HULFT10では、管理情報ごとに権限を設定できます。

権限を設定する管理情報は以下のとおりです。

  • 配信管理情報

  • 集信管理情報

  • 詳細ホスト情報

  • 転送グループ情報

  • ジョブ起動情報

管理情報に設定できる権限は、以下のとおりです。

権限名

実行できる機能

権限の内容

更新

削除

参照

履歴参照

要求発行

所有者

管理情報の所有者。管理情報に対してすべての操作が可能。

管理情報の新規作成時の初期値

更新者

 

管理情報の情報を更新可能なユーザー

実行者

 

 

管理情報を使用して、転送を開始できるユーザー

閲覧者

 

 

 

管理情報を参照できるユーザー

監視者

 

 

 

 

履歴だけを参照できるユーザー

ユーザーの権限と管理情報の権限の判定

ユーザーの権限と管理情報の権限が異なる場合は、より強い権限で判定されます。

以下に例を示します。

  • 同一ユーザーが以下の権限で設定されている場合は、管理者の権限で判定されます。

    • ユーザーの権限が管理者

    • 管理情報の権限が閲覧者

  • 同一ユーザーが管理情報の権限に以下のとおり設定されている場合は、更新者の権限で判定されます。

    • ユーザーの権限が更新者

    • ユーザーグループの権限が閲覧者

コンテナ

DockerなどOSレベルの仮想化技術。 アプリケーションごとに環境レベルで分割することで、 環境のデプロイや運用負担をなくす目的で使用されます。

コンテナオーケストレーション

複数のコンテナのデプロイ、スケーリング、および運用を行うための技術です。

大きく以下の2種類があります。

  • Kubernetesを使用したコンテナオーケストレーション

  • クラウドベンダー独自の各種サービスを使用したコンテナオーケストレーション