共通制限事項

8バイトを超えるIDの制限事項

相手ホストがHULFT8未満の場合、8バイトを超えるIDは使用できません。使用するとエラーとなります。

DEFLATE圧縮の制限事項

相手ホストがHULFT8未満、またはHULFT8 for Mainframeの場合、DEFLATE圧縮は使用できません。

DEFLATE圧縮を指定しても圧縮をせずに転送されます。

拡張メッセージ送信の制限事項

相手ホストがHULFT8未満の場合、配信要求時または送信要求時に拡張メッセージを指定しても、メッセージは送信されません。

また、相手ホスト(HULFT8未満)側では、以下の処理も実行されません。

  • 相手ホスト側の配信履歴および集信履歴へのメッセージの出力

  • 相手ホスト側の各種管理情報の動的変更(メッセージ置換)

なお、自ホスト(HULFT10)側では、以下の処理は実行されます。

  • 配信履歴へのメッセージの出力

  • 各種管理情報の動的変更(メッセージ置換)

履歴出力改善の制限事項

相手ホストがHULFT8未満の場合、エラーが発生したタイミングによっては、正しい相手ホスト名が表示されない場合があります。

転送テスト機能の制限事項

転送テスト機能は、配信側ホストと集信側ホストで指定された転送動作モードの組み合わせによって、ホストごとに動作が異なる場合があります。

転送動作モードの組み合わせと各ホストの動作について、以下の表10.1 に示します。

表10.1 転送動作モードの組み合わせと各ホストの動作

 

配信側ホスト

HULFT8、HULFT10

HULFT8未満

「HULFT7通信モード」が“無効”

「HULFT7通信モード」が“有効”

連動モード

テストモード

連動モード

テストモード

集信側ホスト

HULFT8、HULFT10

連動モード

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

配信側ホスト :

テスト動作

集信側ホスト :

テスト動作

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

配信側ホスト :

テスト動作(*2)

集信側ホスト :

(*3)

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

テストモード

配信側ホスト :

テスト動作

集信側ホスト :

テスト動作

配信側ホスト :

テスト動作

集信側ホスト :

テスト動作

配信側ホスト :

通常動作(エラー)

集信側ホスト :

(*1)

配信側ホスト :

テスト動作(*2)

集信側ホスト :

(*3)

配信側ホスト :

通常動作(エラー)

集信側ホスト :

(*1)

HULFT8未満

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

配信側ホスト :

テスト動作(*2)

集信側ホスト :

(*3)

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

配信側ホスト :

テスト動作(*2)

集信側ホスト :

(*3)

配信側ホスト :

通常動作

集信側ホスト :

通常動作

:

対象機能なし

*1

:

集信側ホストでエラー(完了コード=517)となります。

*2

:

配信側ホストの結果はシステム動作環境設定の集信結果制御の設定に従います。

*3

:

集信側ホストへのファイル転送は行われません。

 

転送動作モードの詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for Windows アドミニストレーション マニュアル : 転送テスト

HULFT10 for Linux/AIX アドミニストレーション マニュアル : 転送テスト

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 転送テスト

HULFT10 for zOS アドミニストレーション マニュアル : 転送テスト

圧縮転送の制限事項

HULFTには以下の圧縮方式があります。

  • レコード内圧縮(横圧縮)

  • レコード間圧縮(縦横圧縮)

  • DEFLATE圧縮

  • Zstandard圧縮

利用可能な圧縮方式は、HULFTの製品機種、バージョン、および管理情報の設定により異なります。

詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 機能説明書 : 圧縮転送

管理情報IDの記号の使用制限

相手ホストがHULFT10未満の場合、管理情報IDに「_(アンダーバー)」は使用できません。