HULFTシステムで管理する情報

HULFTシステムで管理するシステム管理情報は、以下のとおりです。ファイル転送では、配信側ホストとして動作するのか、集信側ホストとして動作するのかによって、使用されるシステム管理情報が異なります。

表1.1 システム管理情報の概要と設定するホスト

システム管理情報

概要

配信側ホスト

集信側ホスト

配信管理情報

配信ファイルの属性や転送条件などの情報を設定します。

集信管理情報

集信ファイルの属性や転送条件などの情報を設定します。

ジョブ起動情報

ファイル転送の前後に実行したいジョブや、ファイル転送とは関係なく単独で実行したいジョブを設定します。

詳細ホスト情報

相手ホストの情報を設定します。

転送グループ情報

転送先のホスト名を登録します。

複数のホスト名を登録した場合、一度に複数のホストにファイルを転送できます。

フォーマット情報

配信ファイルのフォーマット情報を設定します。

マルチフォーマット情報

配信ファイルが複数の異なるレコードフォーマットを使用したファイルの場合に設定します。

メール連携情報(*1)

ファイル転送でメール連携を利用する場合に設定します。

スケジュール情報(*2)

ジョブとして利用するコマンドや、ジョブを起動する日時や頻度を設定します。

ファイルトリガ情報(*3)

ファイルトリガー機能で監視するファイルの情報を設定します。

システム動作環境設定

HULFTシステムの動作環境や、配信処理および集信処理に必要な項目について設定します。

:

使用する

:

使用しない

*1

:

HULFT for Windowsでのみ利用できる情報です。メール連携情報は非推奨機能です。

*2

:

HULFT for Windowsでのみ利用できる情報です。ファイル転送とは別に、スケジューラー機能を利用する場合に使用します。

*3

:

HULFT for Linux/AIXおよびHULFT for Windowsで利用できる情報です。

 

配信管理情報で設定する各IDとその他の管理情報で設定するIDの関係は、以下のとおりです。

図1.4 配信管理情報

集信管理情報で設定するIDとその他の管理情報で設定するIDの関係は、以下のとおりです。

図1.5 集信管理情報