履歴の管理
HULFTシステムは、実行した処理の履歴をファイルに出力して管理しています。HULFT管理画面やコマンドを使用して、その履歴を参照および削除できます。
HULFTシステムが管理している履歴は、以下のとおりです。
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配信履歴
配信処理を行ったときの処理結果(履歴情報)です。
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集信履歴
集信処理を行ったときの処理結果(履歴情報)です。
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要求受付履歴
集信側ホストからの送信要求、およびHULFT Managerからの接続要求などの処理結果(履歴情報)です。
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ジョブ実行履歴
配信処理および集信処理で実行されたジョブの処理結果(履歴情報)です。
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スケジュール履歴
スケジューラー機能によって実行されたジョブの処理結果(履歴情報)です。
= 備考 =スケジューラー機能については、「スケジューラー機能」を参照してください。
履歴ファイルの安定運用
履歴ファイルに格納する履歴件数(履歴レコード件数)のしきい値をユーザーが設定できます。
履歴ファイル内の履歴件数が設定したしきい値に達した場合、機種によって以下の処理が実施されます。
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HULFT for Windows、HULFT for Linux/AIX
履歴情報を出力する履歴ファイルの切り替えを行います。
HULFTは、新たに履歴ファイルを作成し、新規作成したファイルに履歴情報を出力します。
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HULFT for zOSおよびHULFT for IBMi
一定件数以上、履歴ファイルの履歴レコードが増えないように、古いレコードが削除されます。
HULFTは、新しい履歴情報から保持する件数分(しきい値分)の履歴レコードを残し、古い履歴レコードを削除します。
これにより、履歴件数が一定件数を超えない状態に保つことができます。