転送コードセット

配信ファイルおよび集信ファイルで使用しているコードセットを「転送コードセット」といいます。

自ホストの転送コードセットは、システム動作環境設定の転送コードセットで設定します。

また、HULFT10 for Container ServicesおよびHULFT10 for Container Platformでは、指定したファイルの転送コードセットを以下のいずれかで設定します。

  • 配信管理情報転送コードセット

  • 集信管理情報転送コードセット

相手ホストの転送コードセットは、詳細ホスト情報の転送コードセットで設定します。

 

以下に、システム動作環境設定の転送コードセットに設定できるコードセットの種類について示します。

表1.6 各製品で設定可能な転送コードセット

製品名

設定可能な転送コードセットの種類

HULFT for zOS

IBM漢字

HULFT for MSP

富士通漢字(JEF)(*4)

HULFT for XSP

富士通漢字(JEF)(*4)

HULFT for IBMi

IBM漢字

IBM簡体字(*1)

HULFT for Linux/AIX

Shift-JIS

EUC-JP

GB18030(*1)

UTF-8

HULFT for NonStop

Shift-JIS

EUC-JP(*3)

GB18030(*1)(*3)

UTF-8(*3)

HULFT for Windows

Shift-JIS

GB18030(*1)

UTF-8

HULFT for Container Services

Shift-JIS

EUC-JP

GB18030(*1)

UTF-8

HULFT for Container Platform

Shift-JIS

EUC-JP

GB18030(*1)

UTF-8

*1

:

HULFT Ver.8.1で新たに追加された中国語のコードセットです。相手ホストもHULFT Ver.8.1以降の場合に設定できます。

*2

:

転送コードセットに設定するコードセットは、システムロケールと合わせる必要があります。

*3

:

NonStopでは扱えないコードセットであるため、HULFT for NonStopで設定可能ですが動作保証外になります。

*4

:

HULFT for MSPとHULFT for XSPでは、システム動作環境設定の「転送コードセット」はありません。配信ファイルおよび集信ファイルで使用しているコードセットは、自機種コードである「富士通漢字(JEF)」となります。

 

HULFT Ver.8.1未満の場合、配信ファイルおよび集信ファイルのコードセットは自機種コードになります。

自機種コードは、HULFTの製品の種類によって以下のように異なります。

  • HULFT for Linux/AIXおよびHULFT for NonStopの場合

    以下の種類から選択できます。

    • Shift-JIS

    • EUC

    • UTF-8

    自機種コードの設定は、システム動作環境設定の漢字コード種で指定します。

     

  • HULFT for Linux/AIXおよびHULFT for NonStop以外の場合

    以下のように、製品の種類によって固定です。

    製品名

    自機種コード

    HULFT for zOS

    IBM漢字

    HULFT for IBMi

    IBM漢字

    HULFT for MSP

    富士通漢字(JEF)

    HULFT for XSP

    富士通漢字(JEF)

    HULFT for Windows

    Shift-JIS

 

本書では、特に明記しない場合はVer.8.1以降に合わせて「転送コードセット」という表記を使用します。

Ver.8.1未満については適宜以下のように読み替えてください。

HULFT Ver.8.1以降

HULFT Ver.8.1未満

システム動作環境設定の「転送コードセット」 (*1)

自機種コード

詳細ホスト情報の「転送コードセット」

詳細ホスト情報の「漢字コード種」

*1

:

HULFT for MSPとHULFT for XSPでは、システム動作環境設定の「転送コードセット」はありません。自機種コードの「富士通漢字(JEF)」として読み替えてください。