アップデート手順

HULFT10 API Gatewayのアップデートについて説明します。

アップデートは異なるバージョン、レベル、およびリビジョンの実行モジュールを操作することが必要です。

既存のHULFT10 API Gatewayのサービスの停止と削除

既存のHULFT10 API Gatewayのディレクトリーにおいて、以下のコマンドでHULFT10 API Gatewayサービスを停止します。

sudo ./hulft-api-gateway-linux --stop

 

以下のコマンドで、HULFT10 API Gatewayサービスを削除します。

sudo ./hulft-api-gateway-linux --delete-service

新しいHULFT10 API Gatewayのモジュール一式を展開

任意のディレクトリーに、新しいHULFT10 API Gatewayのセットアップモジュール(zipファイル)を展開します。

展開されたモジュール一式については、「モジュール構成」を参照してください。

設定ファイルの移行

HULFT10 API Gatewayの設定ファイルを、既存の導入ディレクトリーから新しい導入ディレクトリーに移行します。

既存の設定ファイル(hul_gtw_config.yml)で、新しい設定ファイルを上書きしてください。

設定ファイルのパスは以下のとおりです。

etc/hul_gtw_config.yml

注意

既存の設定ファイルでログ定義(log)ファイルパス(filepath)にファイルパスを指定していた場合は、その値を新しいHULFT10 API Gatewayでのログのファイルパスに変更してください。

ファイル実行権限の設定

ファイルに実行権限を与えるため、以下のコマンドを実行してください。

sudo chmod +x hulft-api-gateway-linux

 

また、SELinux(Security-Enhanced Linux)の設定が「Enforcing」である場合、以下の対応が必要になります。

以下のコマンドで、SELinuxの設定を確認してください。

getenforce

 

getenforceコマンドの出力が「Enforcing」である場合、以下の2つのコマンドを実行してください。

sudo chcon -t lib_t lib/libMonoCrypt.so
sudo chcon -t bin_t hulft-api-gateway-linux

HULFT10 API Gatewayのプロダクトキーを登録

新しいHULFT10 API Gatewayのディレクトリーにおいて、以下のコマンドで新しいシリアル番号、プロダクトキー、および期間限定キーを登録します。

sudo ./hulft-api-gateway-linux
    --activate
    --serial-number SerialNumber
    --product-key ProductKey
    [--term-license-key TermLicenseKey]
    --root-password RootPassword

 

アクティベートに成功すると以下の製品情報が表示されます。

 

出力例

Hostname             [host01]
Product              [HULFT10 API Gateway]
Version Information  [V10L02R01]
License Type         [Product version (Fixed Term)]
Number of Hosts      [10]
Date of Installation [2025/05/03]
Valid since          [2025/05/03]
Expire on            [2028/05/02]
Successfully Activated.

HULFT10 API Gatewayのサービスを登録

新しいHULFT10 API Gatewayのディレクトリーにおいて、以下のコマンドでHULFT10 API Gatewayのサービスを登録します。

sudo ./hulft-api-gateway-linux --register-service [--service-name ServiceName]

 

HULFT10 API Gatewayのサービス名は以下のとおり登録されます。

ServiceNameの指定を省略した場合

: HULFT API Gateway

ServiceNameの指定をした場合

: HULFT_API_Gateway_ServiceName

HULFT10 API Gatewayのサービスを起動

新しいHULFT10 API Gatewayのディレクトリーにおいて、以下のコマンドでHULFT10 API Gatewayのサービスを起動します。

sudo ./hulft-api-gateway-linux --start

既存のHULFT10 API Gatewayディレクトリーを削除

アップデート完了後は、既存のHULFT10 API Gatewayが導入されていたディレクトリーを削除します。

注意

既存のHULFT10 API Gatewayが導入されていたディレクトリー内にログファイルを格納していた場合、ログファイルも削除されます。

ディレクトリーを削除する前に、必要に応じてログファイルを退避してください。