転送履歴削除ユーティリティ

転送履歴から不要な履歴を削除し、ファイルサイズを圧縮します。

(1) 使用方法

utlhublogrm{-a | -lastweek | -lastmonth | -day n |
            [-fromdate d1] [-todate d2]}

(2) パラメータ説明

-a

すべての履歴を削除(省略可)

すべての履歴を削除します。

他のパラメータと同時に指定できません。

-lastweek

前週までの履歴を削除(省略可)

前週の土曜以前の履歴を削除します(土曜日の履歴を含めて削除)。

-lastmonth

前月までの履歴を削除(省略可)

前月の月末以前の履歴を削除します(月末日の履歴を含めて削除)。

-day n

削除対象外とする日数(省略可)

1から366までの間で指定します。

指定した日数分の最新履歴を残し、それ以前の履歴を削除します。

指定した日数には現日付も含まれます。

-fromdate d1  -todate d2

削除対象の日時範囲(省略可)

削除対象となる履歴の日時を指定します。

d1、d2に指定する日時は、14バイトの数字(yyyymmddhhmmss)、または8バイトの数字(yyyymmdd)で指定してください。なお、8バイトの数字で指定した場合、指定した日付のすべての履歴が削除対象に含まれます。

-todateを省略した場合、-fromdateで指定した日時以降のすべての履歴が削除対象になります。

-fromdateを省略した場合、-todateで指定した日時以前のすべての履歴が削除対象になります。

= 備考 =
  • -fromdateと-todateを同時に指定する場合には、「d1 <= d2」となるようにしてください。
  • -fromdateと-todateの指定で14バイト/8バイトの形式が異なってもかまいません。
    例) -fromdate 20080101 -todate 20080930123000
注意
  • 日付関連のパラメータ(-fromdate/-todate、-day、-lastweek、-lastmonth)を複数指定することはできません。
  • 対象になるのは転送開始日時です。

(3) 完了コード

0

: 転送履歴が正常に削除されました。

10

: オプションの指定に誤りがあります。

12

: メモリの確保に失敗しました。

13

: システムエラーが発生しました。

101~

: SQLエラーが発生しました。

(4) ユーティリティ使用上の注意点

ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。

本ユーティリティでは、以下のことにも注意してください。

一括削除後の履歴の整合性

転送履歴削除ユーティリティでは履歴間の関連性を考慮しないため、一連の転送のうち一部の履歴だけが削除される場合があります。このような履歴をHULFT-HUB Managerの転送モニタ詳細画面で参照すると、正しく表示されない場合や表示エラーになる場合があります。

一時データ用のディスク容量

ユーティリティ実行中は、削除後に予想されるファイルサイズより大きな一時データが管理情報ディレクトリに作られます。十分な空き容量がある事を確認してから実行してください。

ユーティリティの中断

やむを得ずユーティリティを中断する場合、シグナル「SIGINT」か「SIGTERM」を送ってください。一般的には「CTRL+C」の押下や「kill -TERM (プロセスID)」です。

万一「kill -KILL (プロセスID)」などで強制終了すると、その後の転送履歴の更新が遅くなり、転送履歴のサイズ増加が速くなる場合あります。

この現象は本ユーティリティを再実行すると解消します。その際、何もオプションを付けなければ履歴は削除されず、この現象の解消のみ行なわれます。

ユーティリティの二重起動の制御

ユーティリティを二重起動した場合、後から実行した方がエラーとなり、二重起動できません。