転送履歴リスト表示ユーティリティ
転送履歴を標準出力に外部出力します。
転送履歴は、システム動作環境設定に従って定期的に保存されますが、本ユーティリティを実行することで手動で保存することができます。
(2) パラメータ説明
- [-csv | -list]
-
出力形式を指定(省略可)
出力形式を指定します。
- -csv
-
: CSV形式で詳細表示
- -list
-
: 固定長形式で簡易表示
省略した場合、-csv指定とみなします。
- [-sortend]
-
転送終了日時でソート(省略可)
転送履歴を転送終了日時でソートする場合に指定します。
省略すると転送開始日時でソートされます。
- [-notitle]
-
ヘッダ行の省略(省略可)
指定すると、ヘッダ行を省略して転送履歴リストを表示します。
省略すると、ヘッダ行として項目名が表示されます。項目名については「(6) 表示項目」を参照してください。
- [-fromdate d1] [-todate d2]
-
出力対象の日時範囲(省略可)
出力対象となる転送履歴の日時を指定します。
d1、d2に指定する日時は、14バイトの数字(yyyymmddhhmmss)、または8バイトの数字(yyyymmdd)で指定してください。なお、8バイトの数字で指定した場合、指定した日付のすべての履歴が出力対象に含まれます。
-todateを省略した場合、-fromdateで指定した日時以降のすべての履歴が出力対象になります。
-fromdateを省略した場合、-todateで指定した日時以前のすべての履歴が出力対象になります。
-fromdateと-todateを両方とも省略した場合は、すべての履歴が出力対象になります。
= 備考 =- -fromdateと-todateを同時に指定する場合には、「d1 <= d2」となるようにしてください。
- -fromdateと-todateの指定で14バイト/8バイト形式が異なってもかまいません。
例) -fromdate 20080101 -todate 20080930123000
注意対象になるのは転送終了日時です。
- [-count]
-
件数出力(省略可)
指定すると、条件に該当する履歴の件数のみを出力します。
注意-countを指定した場合、条件に該当するデータが存在しなくても、件数0を出力して完了コード0で終了します。
(3) 完了コード
- 0
-
: 正常に出力されました。
- 10
-
: オプションの指定に誤りがあります。
- 12
-
: メモリの確保に失敗しました。
- 13
-
: システムエラーが発生しました。
- 101~
-
: SQLエラーが発生しました。
完了コード0には、-countを指定して条件に該当するデータが存在しない場合(件数0を出力)も含まれます。
(4) ユーティリティ使用上の注意点
ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。
(5) 出力例
パラメータの指定値ごとに出力例を示します。
"FileID","業務Group","転送元","転送先","転送Status","蓄積Status","形態","開始日" ,"開始時刻","終了日","終了時刻","進捗","完了(Byte)","予定(Byte)","Record件数"," 最新処理識別子","開始処理識別子","JobFlowID","配信ファイル名","転送タイプ","暗号 化種別","転送識別子","圧縮方式","コード変換側" "FileID01(FileID01表示名)","group01","host01:service01(表示名01)","host02:serv ice02(表示名02)","-","蓄積完了","中継","2009/03/17","14:38:32","2009/03/17","1 4:38:33","100%","602","602","1","A01DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ78901234","A02DEFGHIJ KLMNOPQRSTUVWXYZ78901234","JF0000000001","sendfile","BINARY","AES","B120F1DA7573 82A16A543279343248D781000200000000000000000000000000","圧縮なし","-" "FileID02(FileID02表示名)","group02","host11:service11(表示名11)","host12:serv ice12(表示名12)","転送異常(0650,7061)","蓄積異常(7012)","中継","2009/03/17","1 4:38:32","2009/03/17","14:38:33","0%","0","602","0","A11DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ7 8901234","A12DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ78901234","","send.txt""TEXT","AES","6D1104 DE9F99883DE3118CD62665DD81000100000000000000000000000000","圧縮なし","配信側"
図3.20 転送履歴リストの表示例(-csv指定時)
FileID 業務Group 転送元 転送先 転送Status 蓄積Status 形態 開始日 開始時刻 終了日 終了 時刻 進捗 完了(Byte) 予定(Byte) Record件数 最新処理識別子 開始処理識別子 JobFlowID FileID01(File01表示名) group01 host01:service01(表示名01) host02:service02(表示 名02) - 蓄積完了 中継 2009/03/17 14:38:32 2009/03/17 14:3 8:33 100% 602 602 2 A01DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 78901234 A02DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ78901234 JF0000000001 FileID02(File02表示名) group02 host11:service11(表示名11) host12:service12(表示 名12) 転送異常(0650,7061) 蓄積異常(7012) 中継 2009/03/17 14:38:32 2009/03/17 14:3 8:33 0% 0 602 0 A11DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 78901234 A12DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ78901234
図3.21 転送履歴リストの表示例(-list指定時)
"件数" "2"
図3.22 転送履歴リストの表示例(-csv -count指定時)
COUNT 2
図3.23 転送履歴リストの表示例(-list -count指定時)
出力例中の各項目について説明します。
項目名 |
説明 |
表示サイズ |
|||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FileID(*1) |
ファイルID |
308バイト |
|||||||||||||||||||||
業務Group |
業務グループ名 |
32バイト |
|||||||||||||||||||||
転送元(*1) |
転送元のホスト名、サービス名 |
427バイト |
|||||||||||||||||||||
転送先(*1) |
転送先のホスト名、サービス名 |
427バイト |
|||||||||||||||||||||
転送Status(*1) |
転送時のステータス |
19バイト |
|||||||||||||||||||||
蓄積Status(*1) |
蓄積時のステータス |
24バイト |
|||||||||||||||||||||
形態 |
転送形態
|
7バイト |
|||||||||||||||||||||
開始日 |
処理を開始した年月日 yyyy/mm/dd形式(月日先頭は0埋め)で表示されます。 |
10バイト |
|||||||||||||||||||||
開始時刻 |
処理を開始した時刻(時分秒) hh:mm:ss形式(各先頭0埋め,ミリ秒無視)で表示されます。 |
8バイト |
|||||||||||||||||||||
終了日 |
処理を終了した年月日 yyyy/mm/dd形式(月日先頭は0埋め)で表示されます。 |
10バイト |
|||||||||||||||||||||
終了時刻 |
処理を終了した時刻(時分秒) hh:mm:ss形式(各先頭0埋め,ミリ秒無視)で表示されます。 |
8バイト |
|||||||||||||||||||||
進捗(*2) |
処理の進捗 |
4バイト |
|||||||||||||||||||||
完了(Byte)(*2) |
処理完了時のバイト数 |
20バイト |
|||||||||||||||||||||
予定(Byte)(*2) |
処理完了時の予定バイト数 |
20バイト |
|||||||||||||||||||||
Record件数(*2) |
レコード件数 |
20バイト |
|||||||||||||||||||||
最新処理識別子 |
最新処理識別子 |
34バイト |
|||||||||||||||||||||
開始処理識別子 |
開始処理識別子 |
34バイト |
|||||||||||||||||||||
JobFlowID |
ジョブフローID |
16バイト |
|||||||||||||||||||||
配信ファイル名 (*3)(*4) |
配信ファイルのファイル名 |
256バイト |
|||||||||||||||||||||
転送タイプ (*3)(*5) |
転送したファイルの転送データ形式
|
12バイト |
|||||||||||||||||||||
暗号化種別 (*3) |
転送ファイルの暗号化に使用した暗号化種別
|
8バイト |
|||||||||||||||||||||
転送識別子 (*3) |
ファイル転送ごとに発行される一意の識別子 |
64バイト |
|||||||||||||||||||||
圧縮方式 (*3) |
配信したファイルの圧縮方式 "圧縮なし"、"横圧縮"、"縦横圧縮"、または"DEFLATE圧縮" |
11バイト |
|||||||||||||||||||||
コード変換側 (*3) |
転送ファイルのコード変換側
|
13バイト |
*1 |
: |
システム動作環境設定の漢字コード種によりEUC、SJIS、またはUTF-8に変換されます。 |
*2 |
: |
数値は、先頭空白埋めの右詰め形式で出力されます。 |
*3 |
: |
-csv指定時のみ出力されます。 |
*4 |
: |
配信時に配信ファイル名を動的指定した場合は指定したファイル名、動的指定しなかった場合は配信管理情報に設定されたファイル名になります。 ただし配信側クライアントがHULFT Ver.6未満の場合、配信ファイル名は表示されません。 |
*5 |
: |
直接転送かつ配信側クライアントがMainframe の場合、転送タイプは取得できません。 |
*6 |
: |
判別不可のタイミングでのみ表示されます。 |
*7 |
: |
HULFT-HUB Server Ver.3.9未満からコンバートした履歴を参照した場合に表示されます。 |
表3.20 -csv -count指定時の表示項目
項目名 | 説明 |
---|---|
件数 |
条件に該当する蓄積データの件数 |
表3.21 -list -count指定時の表示項目
ヘッダ表示名 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
件数 |
件数 |
条件に該当する蓄積データの件数 |