同期状況表示ユーティリティ
(HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENT限定)

レプリケーション機能使用時に、現用機から代替機への管理情報などの同期状態を表示します。

代替機にて実行してください。

(1) 使用方法

utlhubrepsts

(2) パラメータ説明

パラメータを付加することはできません。

(3) 完了コード

0

: 正常に処理されました。

12

: メモリの確保に失敗しました。

13

: システムエラーが発生しました。

100

: 代替管理情報は存在しませんでした。

101~

: SQLエラーが発生しました。

(4) ユーティリティ使用上の注意点

ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。

(5) 出力例

   1)         2)         3)         4)          5)          6)         7)       
Category   Auto-sync active-date start-time  alt-date    start-time end-time
admin      off       YYYY/MM/DD  HH:MM:SS    YYYY/MM/DD  HH:MM:SS   HH:MM:SS    
acc-sts    on        YYYY/MM/DD  HH:MM:SS    YYYY/MM/DD  HH:MM:SS   HH:MM:SS    
acc-data   on        YYYY/MM/DD  HH:MM:SS    YYYY/MM/DD  HH:MM:SS   HH:MM:SS    
trans-hist on        YYYY/MM/DD  HH:MM:SS    YYYY/MM/DD  HH:MM:SS   HH:MM:SS    

図3.6 同期状況表示の出力例

(6) 表示項目

出力例中の各項目について説明します。

表3.4 表示項目

No.

ヘッダ表示名

項目名

内容

表示サイズ

1)

Category

情報種別

情報種別は以下のとおりです。

admin

:

管理情報

acc-sts

:

蓄積状況

acc-data

:

蓄積データ

trans-hist

:

転送履歴

12

2)

Auto-sync

同期設定

各情報種別の同期設定状態を表示します。

詳細は「表3.5 同期設定」を参照してください。

on

:

同期設定あり

off

:

同期設定なし

11

3)

active-date

現用機同期開始日

現用機側の同期処理開始日を表示します。

9

4)

start-time

現用機同期開始時刻

現用機側の同期処理開始時刻を表示します。

8

5)

alt-date

代替機同期開始日

代替機側の同期処理開始日を表示します。

9

6)

start-time

代替機同期開始時刻

代替機側の同期開始時刻を表示します。

8

7)

end-time

代替機同期完了時刻

代替機側の同期完了時刻を表示します。

8

 

2)の同期設定について、設定項目は以下のとおりです。

表3.5 同期設定

情報種別

設定項目

Auto-sync(同期設定)

on

off

admin
(管理情報)

レプリケーション設定

「管理情報を定期的に同期する」

チェックボックスがオン

チェックボックスがオフ

acc-sts
(蓄積状況)

逐次同期対象

「蓄積データ」

acc-data
(蓄積データ)

逐次同期対象

「蓄積データ」

trans-hist
(転送履歴)

逐次同期対象

「転送履歴」

 

3)~7)の出力日時について、各情報種別により出力される情報が異なります。詳細は以下のとおりです。

表3.6 情報種別ごとの出力日時について

情報種別

内容

admin
(管理情報)

「管理情報を定期的に同期する」処理、または「即時コピー」操作により管理情報の同期処理が開始または完了した日時です。

acc-sts
(蓄積状況)

逐次同期の「蓄積データ」処理が開始または完了した日時です。

開始時刻は同期処理が実行されるたびに更新されます。完了時刻は、情報の差分が確認できなかった場合は更新されません。そのため、「代替機同期開始時刻」と「代替機同期完了時刻」が逆転する場合があります。

acc-data
(蓄積データ)

「蓄積状況」の同期状態より、追加または更新された「蓄積データ」が存在した場合に行われる「蓄積データ」の同期処理が開始または完了した時刻です。

蓄積データ単位で同期処理を行います。このため、蓄積データ単位で情報が更新されます。該当する情報がない場合は更新されません。

trans-hist
(転送履歴)

逐次同期の「転送履歴」処理が開始または完了した時刻です。

開始時刻は同期処理が実行されるたびに更新されます。完了時刻は、情報の差分が確認できなかった場合は更新されません。そのため、「代替機同期開始時刻」と「代替機同期完了時刻」が逆転する場合があります。