収容クライアント稼動監視ユーティリティ

指定した収容クライアントの稼動状況を確認します。

確認した結果は完了コードとして返されると同時に、クライアント状態管理が更新されます。

(1) 使用方法

utlhubalivecheck -h hostname[:servicename] [-r | -o]

(2) パラメータ説明

-h hostname:servicename

ホスト名およびサービス名 (省略不可)

稼動状況を監視する収容クライアントのホスト名とサービス名を指定します。

サービス名が設定されていないホストを指定する場合、「:」を含むサービス名の指定を省略して、ホスト名のみ指定します。

= 備考 =

サービス名を省略することで、同一ホスト名の複数のホストを対象とすることはできません。

管理対象外クライアントやHULFT Ver.6未満のクライアントを指定した場合は監視対象外エラーとなります。

[-r | -o]

稼動監視の対象(省略可)

稼動監視の対象を指定します。

 -r

: 指定した収容クライアントの集信の稼動状況を確認

 -o

: 指定した収容クライアントの要求受付の稼動状況を確認

省略した場合は、集信の稼動状況と要求受付の稼動状況の両方を確認します。

稼動状況の確認が成功した場合は正常終了します。稼動確認に失敗した場合、稼動確認エラーとなります。

(3) 完了コード

0

: 指定されたクライアントは稼動しています。

10

: オプションの指定に誤りがあります。

11

: 終了指示を検知しました。

12

: メモリの確保に失敗しました。

13

: システムエラーが発生しました。

20

: 集信プロセスの稼動確認ができません。

21

: 要求受付プロセスの稼動確認ができません。

22

: 集信・要求受付プロセスの稼動確認ができません。

40

: 該当のクライアントは監視対象外です。

50

: 該当のクライアントが存在しません。

101 ~

: SQLエラーが発生しました。

(4) ユーティリティ使用上の注意点

ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。

本ユーティリティは、HULFT-HUB Managerの収容クライアント設定で、指定したクライアントの「集信稼動監視」および「要求受付稼動監視」が“しない”に設定されている場合でも使用できます。

本ユーティリティで稼動状況を確認した結果は、HULFT-HUB Managerで収容クライアント設定を表示した際の稼動状況にも反映されます。

本ユーティリティで収容クライアントの稼動が検知された場合、蓄積環境設定の「クライアント起動検知時」の設定に従って自動送出されます。