再配信要求ユーティリティ
(HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENT限定)

クライアントに対して再配信要求を発行することができます。

(1) 使用方法

utlhubreqsend -h hostname[:servicename] -r [hostname] [-f fileid] 
   [-file filename] [-procno procno] [-np] [-notify u]

(2) パラメータ説明

-h hostname[:servicename]

配信側クライアント(省略不可)

配信側クライアントのホスト名とサービス名を指定します。

サービス名が設定されていないホストを指定する場合、「:」を含むサービス名の指定を省略して、ホスト名のみ指定します。

= 備考 =

サービス名を省略することで、同一ホスト名の複数のホストを対象とすることはできません。

-r [hostname]

再配信要求(省略不可)

再配信要求を発行する場合、必ず-rを指定してください。

hostnameを指定した場合、配信側クライアントの再配信待ちの中で集信側ホストがhostnameと一致するものが対象となります。省略した場合、すべてのホストに対する再配信待ちが対象となります。

注意

hostnameを省略できるのは、配信側クライアントがHULFT Ver.6以降の場合です。

[-f fileid]

再配信するファイルID(省略可)

再配信するファイルIDを指定します。

指定すると、配信側クライアントの再配信待ちの中でファイルIDがfileidと一致するものが対象となります。省略すると、すべてのファイルIDの再配信待ちが対象となります。

注意

配信側クライアントがVer.8.4以降の場合、ファイルIDとして“_INSTANT_TRANSFER_”を指定すると、配信側クライアントでエラーになります。HULFT Ver.8.4以降では、“_INSTANT_TRANSFER_”は簡易転送に対してHULFTが自動的に設定するファイルIDで、ユーザが指定することはできません。

[-file filename]

再配信するファイル名(省略可)

再配信するファイル名を指定します。

指定すると、配信側クライアントの再配信待ちの中でファイル名がfilenameと一致するものが対象となります。省略すると、すべてのファイル名の再配信待ちが対象となります。

再配信するファイルを動的に指定するパラメータではありません。

注意

-fileを指定できるのは、配信側クライアントがHULFT Ver.6.3以降の場合です。

[-procno procno]

再配信処理番号(省略可)

再配信処理番号を指定します。

指定すると、配信側クライアントの再配信待ちの中で再配信処理番号がprocnoと一致するものが対象となります。省略すると、すべての再配信処理番号が対象となります。

注意

-procnoを指定できるのは、配信側クライアントのホスト種がMainframeで、HULFT Ver.6.3以降の場合です。

[-np]

ファイルの先頭から再配信(省略可)

指定すると、配信ファイルの先頭から再配信を行うように要求します。

省略すると、チェックポイント再配信を行うように要求します。

注意

対象となる再配信待ちに対応する転送定義が以下のいずれかの条件を満たす場合は、-npを省略してもチェックポイント再配信はできず、ファイルの先頭から再配信されます。

  • 蓄積条件が、“転送不能時に蓄積する”、“転送と蓄積を同時に行う”、“蓄積後に送出する”、“蓄積のみ行う”のいずれかの場合
  • 転送区分が“HUB同報”の場合
= 備考 =

チェックポイント再配信については、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。

[-notify u]

HULFTにユーザIDを通知(省略可)

指定すると、HULFTにユーザIDを通知します。

(3) 完了コード

0

: 正常に実行されました。

10

: オプションの指定に誤りがあります。

12

: メモリの確保に失敗しました。

13

: システムエラーが発生しました。

100

: 該当する収容クライアントが存在しません。

101~

: SQLエラーが発生しました。

(4) ユーティリティ使用上の注意点

ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。